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第一話 出会い

   気がついてはいたのかもしれない。

  世の中で起こる色々な事に。でもそれを見て見ぬふりをしていたのかもしれない。


メシアに。予言されていたのかもしれない。






《メッセージは一件です。》

その、たった一言の携帯の音から全ては始まった。

《葵、ユリアが滅亡する。あなたが危険に遭遇するのもそう遅くはない。あなたの結界は薄くなっている。時間がない。その時まで…》

女の人の声…

今のは誰だったんだろう。何故私の名前を知っていて、電話番号まで知っていたのだろう。

私は携帯を耳にあてながらじっと立っていた。

ユリアとはどこの誰で、どんな人なのか。この人が言っている、滅亡と言うのは何のことのなのか。

疑問が頭をぐるぐると回ってる。

まるで、何かに取りつかれた様にピクリとも動かず。




今はちょうどお昼。

友達の麻里まり達と食べていたが、食べ終わった後にこの伝言に気づいて、聞いていた。

でもその伝言を聞いて見ると、この状況。

見知らぬ人から見知らぬ事を言われて、こうならない訳がない。

とにかく、この電話を返そうとした。

「…あれ」

私は着信履歴を見てつい、呟いてしまった。

そこには、あるはずの電話番号がなかった。

なのでもう一度伝言を聞くことにしてみた。

しかし不思議にその伝言もなくなっていた。

「…え…どうして…」

「葵ー!行くよー」

私がびっくりした表情で携帯をみていると、麻里が私と麻里の、空のお弁当を持ち私を呼んだ。

私は伝言などが気になったが、忘れる事にした。



「じゃあこの問題を…水野みずの

あの伝言は一体何だったのだろう。

って…こんなに考えるのは可笑しいかな。

「水野?聞いてるかー」

「…え?は、はい?」

やばっ、全然聞いてなかった

なんかあの伝言と履歴の事で、頭いっぱいになっちゃった。

「よし水野。聞いてなかったか?」

「え、いや…」

私は焦って否定した。

「よし、じゃあこれ資料室に持って行ってくれ」

私は渋々はいと言って荷物を持ち、

資料室へ行った。

「ここかな…」

資料室はあまり用事が無いので入らない。


「すみません」

声がしないので誰もいないのだと思う。

そして置いてキョロキョロ見渡し、机に乗せ、帰ろうとした時だった。

「お前だ。」


1人の男性の声がした。



















そしてこの男こそが、私の人生の鍵を握る事になる。

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