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上手な修正液の使い方  作者: 和紙
64/70

五ヶ所目 8 (花)

今回は、花視点です。



 僕の隣で、まだ少し動揺を見せてる欧介君。


ってぇ、僕の方が動揺してるよぉ!


あんな自己紹介で初めて聞いたもん。


多分……DBのセリフだと思う。


確かに、悪ノリしちゃった事はイケない事だケド……パニックになってる欧介君はオモシロいからね。


つい、からかいたくなるんだもん。


それに。

へへへっ!

すごく自然に大河君、蓮との連携プレーが出来て嬉しかったなぁ。


何だか、ものすごく絆が感じられた瞬間だった。


掛け替えのない大切な絆だね。


僕の…僕達の…。


「はいはぁーい!ほのが自己紹介、一番槍ぃ」


おや、ついに女の子達の自己紹介かぁ。


へぇ、やっぱりこの元気な女の子が一番なんだね。

何となく、そんな気がしてたけど。


でも、この子……ほのちゃんだっけ?

面白いよね。


一緒に居るだけで楽しい気持ちになれそう。


可愛い笑顔だしなぁ。


僕も、こんな笑顔出来たらなぁ。


「ほのは……じゃなくて、アタシは綾瀬ほのだよ。ほのって呼んでね」


とびっきりの笑顔とピースのサイン。


僕が今まで見てきた笑顔の中でも、五本の指に入る笑顔だよ。


うん、やっぱりすっごく良い笑顔だもん。


隣に座ってる欧介君は、ほのちゃんの笑顔にデレデレになってる。


鼻の下が弛んでるからねぇ。


うぅ…欧介君め。

ちょっと情け無いぞ。


まぁ、やきもちを妬いても仕方ないかなぁ。


でも、何か悔しかったんだ!


ふいに、欧介君と目が合った。


ちょっとイジワルしたくて、目線外しちゃった。


うん?


よく考えたら……欧介君のこの弛んだ顔、僕もいつも向けられてる様な?


多分、気のせいだね。


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