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上手な修正液の使い方  作者: 和紙
13/70

三ヶ所目

事件編突入

今回も3人称です。

「ふぁ…眠い…。」


欧介が、机に突っ伏せて数時間前までプレイしていたFFファーストファンタジーの世界観に浸りながら欠伸をしていると、


「おはよう〜欧介君。」


花が、男でも胸キュンになりそうな笑顔で近づいてきた。


まだ、FFの世界に浸っていた欧介には近寄ってくる花の姿がFFのヒロインにタブって見えた。


ヒロインが近づいてくる、近づいてくる。


欧介は、何も言わずに立ち上がり花の両肩を掴んだ。


欧介に、両肩を掴まれた花は目をパチクリさせた。


「おっ欧介く…」


「もう離さないから…絶対」


欧介は、花の耳元に甘い言葉を囁いて抱きついた。


その様子を見ていた一部のクラスメートは、抱き合ってる二人を見て唖然とする者、興奮する者の二極化になった。


「ちょっ…ちょっと欧介君いきなり何すんだよ」


クラスの視線を感じながら花は、抱きついてきた欧介の腕から強引に逃げ出すと苦笑しながら後退った。


数秒後、花が暴れた衝撃でようやく現世に覚醒した欧介は自分の犯した過ちにようやく気づいた。


「うわぁゴメン!花君」


欧介は、慌てふためきながら花にひたすら謝った。


と同時に周りの皆のただならぬ雰囲気を感じた。


辺りを見ると、欧介と目が合うと顔を背ける者や拍手をするもの、様々な反応が返ってきた。


その中に蒼ちゃんの姿を発見した。


蒼ちゃんは目が合うとぎこちない笑顔を浮かべて顔を背けた。


「グハッ」


欧介は、まるでゴム人形のように床に崩れ落ちた。


欧介が、崩れ落ちたと同時にクラスの女の子が教室のドアにぶつかりながら駆け込んできた。


「大変だよ!大変!」


崩れた落ちた欧介には、何故か《変態》という単語に聞こえた。


(変態かぁ。新生活二週目で早くも変態呼ばわれかぁ。早かったなぁ)


そんな欧介に気がつくわけもなく女の子は衝撃的な言葉を発した。

久しぶりに更新しました。


気軽にお読み下さい。


意見などもお待ちしています。

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