表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

1話 俺の知らない世界

初投稿です。ただ単に素人が趣味で書いているだけなので、クオリティはお察しです。ですが、この作品を楽しんで頂けたら幸いです。

突然だが、皆さんは『古墳』というものをご存じだろうか?

古墳とは、主に有力者が眠っている土を高く盛り上げた墳丘を持つ墓のことだ。

教科書に載っている鍵穴みたいな形をしていたりするアレはその一種である。

まあ、でかい古代の墓くらいの認識で構わない。


さて、知識の確認(現実逃避)はこのくらいにして、

そろそろ目の前の現実に戻らねばなるまい。

今、俺が立っている場所は巨大な影で覆われている。

見上げると、視界を埋め尽くすのは一面の土。

先に言っておくが、別に地下にいるわけではない。

俺は今、間違いなく地上に立っている。


Q.じゃあ、なんで空一面に土が広がっているの?

A.ソレが空に浮かんでいるから。


なにを馬鹿なことを言っているんだと思うかもしれないが、

本当に土の塊が空に浮かんでいるのだ。

しかも、ソレはただ浮かんでいるわけではなく、一定の形を保っている。

例えるならば、そう、鍵穴のような…


土は所詮土。断じて一定の形を保ちながら浮かぶものではない。

視界を埋め尽くすほどのものであるならばなおさらだ。

しかし、それは現実となって俺の前に現れている。


だが、呆然と空を見上げる俺とは裏腹に、

道行く人々はソレを気に留めさえしない。

一瞬空を見上げる者もいるが、すぐに自分のスマホに目を落とす。

まるで、それが当たり前の光景であるかのように…


にわかには信じがたい話だが、いい加減認めなくてはならない。

空に浮かんでいるのは、紛れもなく『古墳』であると。

そして、それはここでは当たり前のものなのだと。


どうやら、俺は俺の知らない日本に来てしまったようだ。


俺、大丈夫かなぁ…

風邪ひいたときの夢からこんなバケモンみたいな作品が生まれました。思いつきで書きましたが、後悔はしていません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ