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006話 帰還

※注意事項


この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

宇宙暦6401年4月4日 『ヴァイマルク共和国 フローリエルト城 自室』


次の日になった。


時計を見てると、午前7時52分だった。


「ベトログ」


そう言うと、目の前にスタータス表が出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ヴァイゼ・フォン・フローリエルト

性別:男性                     

年齢:12

地位:フローリエルト公爵家の跡取り

種族:人間

知力:113(平均100)

体力:85(平均100)

運勢:5

「決定」 「閉じる」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は知力に+3をした。


こんなことをして意味があるかわからないが、やることに損は無いだろう。


◇◆◇◆◇◆◇


明日、ここを出発して士官学校がある首都星系に行くため、今日父上が仕事から帰って来る。


何時だったかな?


後でアリスに聞こう。


「失礼します。」


そう考えていると、アリスが部屋に入ってきた。


「ヴァイゼ様、朝食をお持ちいたしました。」


「ありがとう、アリス。」


私は朝食を受け取り、それをテーブルに置いた。そして、椅子に座り朝食を食べ始めた。


私は朝食を食べながら今日の予定を聞いた。


「午後2時頃にヴァイゼ様のお父様がお帰りになられます。それと、あくまでも私の推測ですが、おそらくお父様はヴァイゼ様にシュティルの森での散歩をお誘いになると思われます。」


「そうか、ありがとう」


私は礼を言った。


「ところで、ヴァイゼ様。士官学校の寮に送るお荷物のご準備はできましたでしょうか。」


アリスは、心配そうな顔で私に質問した。


「まだできていない。」


私は、そう答えた。


寮に送る荷物の準備なんてすっかり忘れていた。


「そうでございますか。もしよろしければ、お手伝いいたしましょうか。」


手伝いがないと、準備は大変だろうな。ここは手伝ってもらうか。


「手伝ってくれ。」


「はい。」


アリスは笑顔で言った。


◇◆◇◆◇◆◇


朝食を片付けると、私とアリスは荷物の準備を始めた。


「アリス、寮に送る荷物は何にすればいいのかな?」


私はアリスに質問した。


私は寮の経験がないので、何を送ればいいかわからない。


「冷蔵庫や洗濯機などの家電製品、布団、勉強机、本棚などは既にご用意いただいておりますので、制服と私服、雑貨で問題ないかと存じます。」


「そうなんだ。それだけでいいんだ。」


私は驚いた…そんな少なくていいんだ。


その後、私とアリスは、必要なものをダンボールに入れた。


◇◆◇◆◇◆◇


午後2時、私の父親が城に帰ってきた。


ルドルフ・フォン・フローリエルト公爵…共和国軍少将。


私と同じ黒髪黒眼の中年の男だ。彼はこの国で言う第一種軍装…軍服を着ていた。


その軍服は、野戦灰色を基調とし、襟のみダークグリーンで、胸と腰の左右に貼り付けポケットが付けられていた。


肩章と襟章があり、それで階級を示している。


ベルトに革製のホルスターと図納を付けていて、銀色の顎紐が付いている制帽を被っていた。


「ただいま、マリア。」


「お帰りなさい、ルドルフ。」


私の母が笑顔で父を迎えた。


母の名前は、マリア・フォン・フローリエルト公爵夫人


平民出身で、若い時にこの城のメイドをしていた。その頃の父と出会い、お互い一目惚れして結婚した。


父が仕事でこの星の外へ行っている時、母はいつも部屋にこもって領主代理の仕事をしている。そのため、私は母にあまり会えていなかった。


前会ったのは、何週間前だろう?


「ヴァイゼ、元気にしていたか?」


父が私に言った。


「うん!」


私はそう答えた。


「ところで、ヴァイゼ。シュティルの森で散歩しないか?」


あれ、アリスの推測が当たった。


ここは、行くか…


「いいよ!」


私はそう言った。




to be continued…

ここはこうした方がいいなどのアドバイス、誤字脱字があればぜひ感想欄に。

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