001話 転生
※注意事項
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
宇宙暦6401年4月3日 『ヴァイマルク共和国 フローリエルト城 自室』
知らない天井が見える。
私はベットで寝ていたようだ。
あの人が言っていたことが正しければ、異世界転生したのかな?
私は周りを見渡した。
「部屋が豪華だ。まるで、貴族の部屋みたいじゃないか」
窓が目に映った。どうやら、朝のようだ。
次に鏡が目に映った。映っているのは、黒髪黒眼の美少年だった。
いつもの私の姿ではなかった。
これが、私か?
次の瞬間、激しい頭痛が私を襲った。
今までの記憶が、頭の中で映像となって流れてくる。
私の名前は、ヴァイゼ・フォン・フローリエルト。性別は、男。
4月2日生まれの12歳。今年、士官学校普通科に入学。星系の一つを支配していたフローリエルト公爵家の嫡男。公爵家の跡取り。
父親は51歳、母親は55歳。祖父母はすでに他界。
数年前、ここの公爵家が仕えていた王国が共和国と「宇宙船の艦隊が戦い合うレベル」の戦争をした…
仕えていた王国は戦争に負けて崩壊し、民主主義の星間国家となった。
ここの公爵家は領地の星系のほとんど剥奪され、一つ惑星しか持たない貴族となってしまった。
幸い、その惑星がここの星系で1番発展していたため、公爵家はなんとか生き残ることができた。
「なんか、すごい世界に転生したな…」
あの人は「ジャンルはSFだ」と言いていた。
その言葉通り、SFの世界に転生した。
宇宙船が銀河中を移動できるSF世界…
惑星を一つ持っている貴族生まれだから勝ち組かな?
これから、どうしよかな?
「失礼します。」
今後のことについて考えようとした時、部屋にメイドが入ってきた。
to be continued…
ここはこうした方がいいなどのアドバイス、誤字脱字があればぜひ感想欄に。