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夢ゲーム  作者: Left石田
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ー変わりたいと染まる世界ー

皆さんは、ある日何かが変わったことはありませんか?

変わり行く世の中の変わりない日常が生み出した、謎の世界を見てみませんか?

そんな急に変わるとなんてあるはず無いダr(殴

そんなことはさておき、どうぞ楽しんでください!

第1話 日常




なんて世界は理不尽なんだろう。

誰が最初に「人類は皆平等」等と言い出したのだろう。

そんなことを思いながら今日も1日を過ごした。

変わりない日々、変わりない世の中。平等なんかこの世に存在しない。今日も散々虐めを見てきた。でも俺は何も出来ない。虐めている集団、虐められている個人。それを横目に、今日も見て見ぬふりをした。俺に力があったら、俺に勇気があったら、なんて何度思ったことだろう。そんなことありもしないと分かっているのに。ああ、こんな日常、無くなってしまえば良いのにな。そんなことを思いながら、眠りについた。




いつか、楽しい世界を見てみたいな







気付けばうるさい蝉の声、その中で僅かに聞こえる小鳥の鳴き声。その中で覚醒する。


朝だ


昨日あんなこと思ってたのに、今日になったらバカバカしく思う。理想の日々を考えても、結局変わらない日常。いつものように朝食をとり、着替えて家を出た。今日は少し早く出たみたいだな。朝の空気ってこんなにも涼しかったのか。いつもと違う事をすると、新しい発見に出会えるかもしれないな。そんなことを考えていたら、いつの間にか学校に着いた。学校でも、何か発見がないかな。そう思っていた矢先に、

「お、おはようございます、、、」

「あ?おせーよ。いつまで待たすんだよ。で、あれは?」

「あ、えっと、、、僕は今、財布を持っていなくて、、、」

「は?使えねぇ。こいつマジで言ってんのかよ。なぁ修、こいつまたあれやらしていいよな?」

「いいんじゃね?あ〜放課後が楽しみだわ〜w」

「えっ!あれ、、だけは、、勘弁して下さいぃぃ!!!」

「うるせぇな!ブタは黙ってろ!」

おいおい、朝一でもやってんのかよ。学校での新しい発見がこれなんて嫌になるって。まぁ良い発見なんて一言も言ってないしな。そんなことを思っていると、

「おはよっ!今日は早いね。なんかいい事でもあった?」

いや、あるわけが無いだろう。彼女は幼馴染みの優奈。いつも明るくて、皆に好かれている。

「ああ、おはよう。別に何も無いよ。」

幼馴染みなのになんで俺とこんなにも対照的なのだろう、と思いながら応えた。

「そうなの?まぁいいや!今日帰りにLLBに寄っていこう!」

「良いよ。新しいLLBシェイクが出たんだってな。それが食いたいんだろ?」

「うん!一緒に食べたいなって思って!」

じゃあ放課後ね!と言いながら去っていった。全く、朝から元気なやつだ。俺もなんか今日は調子良いんだけどな。




うわ、キッツ。シャトルランって今日だったの?知らなかったのって俺だけ?なんで他の人達は平気な顔して走ってんの!?え、俺がおかしい?もう70回超えたよ?それでようやく1人目の脱落者が出るだなんて、、、この学校レベル高すぎ。結局俺も92回で終わった。俺にしてはかなり良い方だろう。でも頑張り過ぎたな。クラクラするし、少し吐き気もする。これ次の授業はダメだな。絶対に集中できる自信が無い。





気付けば放課後だ。勿論、授業には集中出来なかった。シャトルランはマジ勘弁。無理。学生を潰しに来るような音だ。もう二度と聞きたくない。これぞあれか?シャトルランマジ辛いぴえんってやつか?どうでもいいけど。そういえば優奈が待ってるって言ってたな。早く行こっと。



「お、旬〜!早くLLBに行こう!」

「分かったって。あんまりはしゃぎ過ぎるなよ?事故なんて起きたら元も子もないからな?」

「も〜旬ってば!そんなこと分かってる!」

自分で言ったのになんだが、俺はオカンか?でも、優奈がこんなやつだから言いたくなるんだよな、、、

今日は意外と良い日かもな、シャトルランを除けば。変わりない日常に、自分から少し変化を加えると、その日の景色が少し変わるのかもしれないな。




そう思っていた。


「ね、ねぇ旬。あれ見て、、、」

いつも明るい優奈が、急に怯えたような声で俺を呼んだ。いつもと違う優奈に驚いたのだろう。衝動的に、優奈の指差す方向を見た。

「、、、、、は?」

優奈が指を差したのは、空だった。俺はその空を見て、優奈が怯えたような声を上げた理由が分かった。雲がおかしかった。ただおかしい訳では無い。うねっている。この前本で見た、ケルビン・ヘルムホルツ不安定か?と思ったが、違う様だ。もっと禍々しい。しかも僅かに紫がかってる。それに、その紫色は、徐々に雲の上の方から下っていくように浸透していった。どう考えても少しいつもと違うなんてレベルじゃない。おかしいにも程がある。

「優奈!急いで帰ろう!」

何故こんな事を言ったのかは分からない。でも、明らかに自分の本能が危険だと言っていた。

「う、うん!分かった!」

優奈もすぐに頷き、走って帰った。しかし、帰っている途中に、それは起きた。雨が降ってきた。しかも、その雨は薄いピンク色に染まっていた。俺と優奈は無我夢中で走った。俺と優奈の家は近いから、先に優奈の家まで行き、走って俺の家まで帰った。はずだった。ない。俺の家が。いつも俺の家があるはずの場所に、無い。無い無い無い無い無い無い。ふざけるな。俺は家に帰ったはず。それなのに、目の前にあるのは空き地だった。意味がわからない。俺がいない間に親が家を売った?それでもこんなに早く取り壊せる訳が無い。じゃあ何故家が無い?何故空き地になっている?考えた。俺の家が無い理由がなんなのか。そして気付いた。この雨、雨じゃない。霧のような、煙のようなナニカだ。濡れもしないが、変な匂いもしない。その時俺は思った。世界が変わったんだと。俺はやけくそになっていた。人類は皆平等なんだろ?だったらこんな状況になってんのは俺だけじゃ無い。全人類がなってるハズだ。咄嗟にそう考えた。まさに暴論だ。でも、それ以外考えたく無かった。いつもと少し違う事をしただけで、こんなにも変わる。なんだ、いい事ないじゃん。いつもの日常を返してくれ。俺がいつもと違う事をしたせいで、皆の日常を変えてしまった。今になって思う。俺って何のために生まれてきたんだろう。学校での成績は普通。スポーツだって、可もなく不可もなくという感じ。誰かに感謝された事は少ないし、誰かに感謝されるような事をしたいと思わない。人に頼るばっかりで、頼られない。ははっ、俺の存在意義なんて無いんじゃないか?そう考えて、絶望した。生まれてきた意味なんて知らない。これから何をすればいいのか分からない。これから一生このままになってしまうのか、なんて考えただけで立ちすくみそうだ。俺はそれ以上何も考えず、目の前の空き地を歩き回った。草が生い茂り、そこに建物があった面影など一切無い。不意に、涙が込み上げてきた。やはり、世界は理不尽だ。ただいつものように日々を送っている人から、突如家、家族を奪って行く。俺の育ったその場所には、何も無かった。ただの空き地だ。もう何もかも嫌になった。いっその事このまま死んでやろう。来世に期待しよう。そう思っていると、足元に何かが落ちているのに気付いた。そこには、1枚の封筒と、アメジストの様な色をした、丸い玉が落ちていた。俺はその2つを手に取り、封筒を開けてみた。すると、中に1枚の手紙が入っておりこう書いてあった。





「おめでとうございます。あなたはゲームの参加権を取得しました。ゲームが開始されるまで、そのまま待機していて下さい。」

思いつきで書いてみました。

なんか小説の内容を考えるって面白いですね。

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