検証野郎Aチーム:なろうに関するうわさは本当か、[個人の感想です]ではなく、仮説と実践で検証
【検証】とあるレビューの紹介力(2)- レビュー経由の新読者その後
なろう作者系エッセイの「うわさ」が本当か、仮説と実践で検証。
【検証結果】
- レビューでPVが大幅に増えても、増えて「見える」だけ。ほとんどがあらすじや数話でブラバし、たいして読者は増えない。
- レビューの「レビューとしての紹介効果」は、連載の通常増加の2日分ほど。
- 地道な更新に勝るものはなし。
- 「レビューとしての紹介効果」は低いので、書くときは紹介とか難しく考えず「作者のやる気の補充効果」だけでよい。
※現状のレビューシステムでは、です。いいレビューが再利用されるとかなら、また違ってくるんでしょうが。
前回、
【小説C】+1700PV / 250ユニーク
増加してました。これを詳しく見ていきます。
更新 + レビュー (1)
第1部分:57人
第2部分:49人
第3部分:41人
第4部分:34人
第5部分:32人
第6部分:29人
貼るの面倒なので残りはテキストで。
更新 (2)
第1部分:18人
第2部分:13人
第3部分:12人
第4部分:11人
第5部分:11人
第6部分:11人
通常 (3)
第1部分:15人
第2部分:9人
第3部分:8人
第4部分:9人
第5部分:8人
第6部分:9人
レビュー増分 (1)-(2)
第1部分:39人
第2部分:36人
第3部分:29人
第4部分:23人
第5部分:21人
第6部分:18人
レビュー 250 → 1話 39(16%:ブラバ率 84%) → 6話 18(46%)
作品がレビュー経由で250人の新読者の目に触れても、6話まで読み、読者となるのは18人、わずか7%です。
更新 1話 18 → 6話 11 (61%)
通常 1話 15 → 6話 9 (60%)
しかも、レビューでは 1 → 6話 に読み進める割合が(46%)、通常時(60%)に比べて低いです。
【仮説】おそらく、通常時は検索、誰かのブクマ、同じ作者の他の作品からマイページ経由など、読者が能動的に探しているのに対し、レビュー経由では、ちょっと興味を持った読者がとりあえず見てみた、というのがこの差になるのではないでしょうか。
この18人という数字、通常時の2日分程度です。 レビューの「レビューとしての紹介効果」は、たいしてありません。
もう一度PVグラフを見てみます。
PVが倍以上になっていて、物凄く効果があるように「見えます」。
が、「見える」だけで、そのほとんどが、あらすじや、数話でブラバするので、6話まで続けて読む読者は18人、PVでいえば18x6 = 108でしかありません。
一方、レビューがない状態で、普通に更新すると
更新 1話 18 → 6話 11 (61%)
通常 1話 15 → 6話 9 (60%)
通常日と比べ、2人とわずかとはいえ増えています。これを続けると、最新話あたりで
更新
第181部分:52人
第182部分:150人
第183部分:472人
通常
第181部分:36人
第182部分:72人
第183部分:187人
とこうなります。(この作品では、一時的にランキングに載った影響もありますが)
通常日も多いのは、皆が更新日に読むわけじゃなく、翌日とか、定期的にまとめ読みする読者もいるからでしょう。
【検証結果】
- レビューでPVが大幅に増えても、増えて「見える」だけ。ほとんどがあらすじや数話でブラバし、たいして読者は増えない。
- レビューの「レビューとしての紹介効果」は、連載の通常増加の2日分ほど。
- 地道な更新に勝るものはなし。
- 「レビューとしての紹介効果」は低いので、書くときは難しく考えず「作者のやる気の補充効果」だけでよい。
※現状のレビューシステムでは、です。いいレビューが再利用されるとかなら、また違ってくるんでしょうが。