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色はにほへいと   作者: 愛卓
1/1

~君に会いたい~

「闇の大戦」で敗れたライン帝国。

帝国の島、グリーグに住む中年アイバは、ごく日常を送っていたが…

               序

 「ピカッ」

 「グゥワワワワーン‼」

 ライン帝国の軍事都市で、メカテリア共和国の光子力兵器Bが炸裂した。

 累々と横たわる声のなき人影。

 「闇の大戦」は、ライン帝国を含む4ヵ国が、102ヵ国を相手に起こした戦争だったが、敗戦間近だった

ライン帝国が、光子力兵器によって、決定的な打撃を被り、降伏したことで、終止符を打った。

 ライン帝国は、102ヵ国の連帯国軍に裁かれ、国の掟を変えられたが、皇帝ゾフィ四世は、命を許された。国が廃墟と化し、最貧民となった国民も、敵国であったメカテリア共和国の援助によって、命をつないだ。

情勢が落ち着いて来たころ、ゾフィ四世は、国民を鼓舞するために、各地を回った。ライン帝国は、連帯国によって、軍事力を失わされ、表向きは、平和国家となった。人々が勤勉だったため、経済的にも、世界有数の国にまで発展していった。

 人々は、また、他国の戦争を反対するデモを起こすほどに、戦争についてデリケートになっていた。

 ある日、病床についていたゾフィ四世は、思い出したように、

 「グリーグを忘れていた‼」

と、叫んだ。

 「グリーグ」とは、かつてライン帝国が武力で併合した島で、戦争では、敵味方に大きな被害があったところであった。

 ゾフィ四世は、グリーグに行く機会がなかったのだ。年老いた彼には、もはや、グリーグを訪れる気力は残っていなかった。

 時な流れ、ラインの皇帝は、ゾフィ四世の代から、ゾフィ五世の代へと移り変わっていた…

            

                                            つづく

この作品を通して、読者の皆様の反応が知りたくて、投稿いたしました。

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