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約束  作者: 結美子
10/18

センター試験2日目 06:20

  センター試験2日目、今日も目を覚ますと時計の針は6時20分を指していた。私はセーラー服に着替え、朝食を食べに1階へ下りていった。

「藍ちゃんおはよう。」

「おはよう、ママ。」

 私はママににっこり笑いかけて、2人朝食を食べ始めた。

 朝食を食べ終えると歯磨きと顔洗いをした。昨日は少し泣きすぎたため、目が腫れぼったい。少しの間水で冷やし、できるだけ腫れをとった。自分の部屋に上がる。鏡台の前に座って化粧ポーチを出すと、化粧水と乳液を顔全体になじませる。寒色系のアイシャドウで腫れを目立たないようにする。焦げ茶のアイラインを細く目尻に入れる。それからビューラーで睫毛をカールさせ、少しだけ長く見えるようにマスカラをつける。唇には昨日と同じリップクリームを塗って完成。その間5分。今日もナチュラルメイクの完成だ。髪やカーディガンは昨日と同じようにした。

 準備が終わるとカーディガンの上から黒のコートを羽織りリュックを背負ってかばんを肩にかけ、階段を下り、玄関で黒の少しヒールのあるローファーを履いた。

「行ってきます。ママ。」

「行ってらっしゃい。今日も頑張ってね。藍ちゃん。」

 ママに挨拶をして家を出た。

 今日は雨こそ降っていないものの、厚めの雲が空を覆っていた。まるで私の気持ちを映しているかのよう。昨日しっかり泣いたんだから、今日はしっかりしなくちゃ。大丈夫。今ならもう、皆川君を見ても普通にできるはず。みんなに迷惑はかけられないんだから。

 私はバス停へと力強く歩みを進めた。

 中途半端な長さですが、ここまでで一度投稿させてもらいます。明日にはこの小説は完成の予定なので、読んでくださっている方、最後までお付き合いください。それでは、今日はこれくらいで。

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