序 ~私と創作物~
あらゆる創作物がこの世にはある。
人によって好きなものは違うだろう。
アクションが大好きな人、ホラーが好きな人、サスペンスが好きな人、恋愛が好きな人。
いろんなジャンルの創作物がある。
私が好きなのは、『ホラー』『アクション』『コメディ』を足したような作品だ。
『アクション』は多くの人が刺激を求める中で自然と求めるものだ。
『ホラー』も刺激の一つとして求める。
しかし、『ホラー』は不思議なことに『コメディ』と似た感覚だと私は考える。
『コメディ』は『ホラー』とは違うが、恐怖を感じる時の感覚は笑う時の刺激に通じるものがある。
もちろん本物の恐怖ではそうはいかないが、創作物に対しては別だ。
『ホラー』の中には『コメディ』がある。
『ホラー』『コメディ』『アクション』
この三つを兼ね備える創作物。
それは幾つもあるが、私が一番好きなジャンルはゾンビが出てくる創作物だ。
死者が復活し、生者に襲い掛かり貪り食う。
グロイと言われればグロイが、視点によっては『ホラー』より『コメディ』に分けられる作品だ。
追い詰められた人間程どんな行動をするかわからない。
間抜けな行動を大真面目にする様は非常に面白い。
創作物として見ると、これ以上に面白いジャンルは無いと私は考える。
―――創作物は現実では起こらない『フィクション』だ―――
―――その大前提が崩れた時、私はどうなるのだろうか?―――
―――『コメディ』として笑っていられる?―――
―――『ホラー』として恐怖する?―――
―――もしかしたら何も感じず受け入れるかもしれない―――