表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本音を読んで見つけた世界 

作者: 藤乃花

姉の音野小珠こだまと妹の同じく妥縒たよりには、特殊な能力が宿っている。ターゲットを決めその相手に集中して耳を傾けていると、心に描いた事が前後に別れて聴こえるモノだ。姉妹は能力を遊びに使い、時間を潰していた。「ねえねえ、今度は室木先生の好きな人……心で聴いてみよう?」「えーっ?」「お姉ちゃんも気になるでしょ?」室木先生は国語と理科を受け持つ生徒から人気のある男性の先生。女子の中にはファンクラブが結成され、姉妹も室木先生に憧れている。「じゃあ、放課後聴いてみる?」「はいな!」憧れている室木先生の好きな人が分かる。姉妹の心に強い緊張が走った。

放課後、理科準備室から出てきた室木先生を待ち伏せして、姉妹はわざとらしくふざけて聴いてみた。「室木先生!好きな人いますか?」「正直に答えて下さい!」おどける彼女たちを軽くあしらい、室木先生は笑って言う。「大人をからかわない!二人とも、もう帰りなさい」室木先生が姉妹の前を横切る。今だ!姉妹の集中モード、ON!室木先生の第一の本音。(明日のテスト内容、虫食い形式ー)室木先生の第二の本音。(ー好みの女性はやっぱり、算数を受け持つ藤馬先生だな。テキパキしてー)室木先生が通りすぎた後、残された姉妹は同じ痛みを感じていた。初恋、そして失恋……細い架空の針は二人の小さな恋心に刺さったままだった。やがて姉妹は能力を活かして人々の悩みを解決していくヒロインとなる。そんな未来を知らず二人は今、悲しみの波に押し潰されていた。二人が強いヒロインになるのは、近い未来の事。



本音=ドップラー効果

ダブルヒロイン

ひとまず、おしまい





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ