002光影学園入学
天戦暦1000年4月
光影学園長:皆入学おめでとう。君たちは、人類最後の希望である。この学園では天使の倒し方について学ぶ。超人力を発現したものは、光クラスへ、発現していないものは影クラスへ配属される。光クラスのものはやがて、戦地へ赴くことになる。それまでの間、この学園生活で必要なことを全て学び、人類を勝利へ導いてほしい。影クラスのものは、光クラスのサポートになるが、天使との大戦おいて、超人力を持たない者達の果たす役割は非常に大きい。天使を倒す手助けをしてほしい。
私たちも、君達の力の為全力を尽くす。人類の勝利のため、戦い続けろ!
光影学園は、6歳から入学し、18歳に卒業し成績に応じて天使抹殺機関の各部署へ配属される。光クラスのものは、戦場へ行き、天使と直接対決をする為、天使抹殺機関における、戦闘課へ配属される。影クラスを卒業したものは、天使抹殺機関における、技術課、本部課、医療課、雑務課、補助員としての戦闘課へ配属される。どちらも、卒業試験を経て、配属先が振り分けられる。
超人力の発現においては、遺伝的な要因が重であり、6歳までに発現する事がほとんどである。仮に6歳以降に発現した者は影クラスから光クラスへ編入する事が可能であるが、遅くに発言した超人力は、その力が弱い傾向にあり、入学時に振り分けられるクラスにて、卒業する事がほとんどである。
光影学園長室において、超人力の測定が行われ、その適正により、光か影のクラスが決定する。
光影学園教員:この水晶に超人力を注ぎなさい。力の強さなら応じて、この水晶が強く光る。では順番に始めなさい。
光輝くものがいれば、全く変わらないものがほとんどであった。
朝堂:次、炎堂燕。
燕が水晶に手をかざすと、水晶は虹色に強く輝いた。
光影学園長:流石、代々対天使と戦ってきた家系だ。光クラスに配属となる。君の力に大いに期待しているぞ。
これで、以上となる。今年光クラスに配属されるのは10人。影クラスは300人となる。光クラスは一クラスにまとめ、影クラスは30人を一クラスとして、10クラスに分ける。それぞれ励むように。