001プロローグ
「必ず、、、戻、る。」
「いつまでも待っているわ。」
赤く染まった翼を持つ天使が、輪廻の光に包まれ消えていった。
〜千年後〜
時は、天戦暦千年。人々は天界からの侵略をうけ、絶滅を身近にかんじていた。
長きに渡る戦いの中で、人々が生き残る事ができたのは、人に隠された力、【超人力】の覚醒によるものである。超人力が覚醒しなかったものは、ことごとく身を守ることが叶わなかった。
天界からの使者、天使が人間界に最初に、確認されたのは千年前、たった十羽の天使により、世界は壊滅的なダメージを受けた。人々は恐怖し、得体の知れない天使との対話を試みるも、「神の意向により人々を滅する」との言葉のみが伝えられ、無差別攻撃が続いた。人々は天使に対抗するため、天使抹殺機関を設立。この機関は、軍事機関として、世界中に協力を呼びかけ、あらゆる兵器を率いるも、ことごとく敗戦。天使が確認されてから、一ヶ月後には世界の人口は一千万人まで減少した。
絶望までのカウントダウンが進む中、各国で人ならざる力を持った者達が現れる。あるものは火を操り、あるものは水を従え、あるものは風と共に走り抜けたと言う。その者たちは強靭な力を持ち、天使を倒すことができる者もいた。人が死地に追い込まれた時に、発現したとして、その奇跡の力を超人力として名づけ、天使抹殺機関における最上戦力として扱い、その者たちをエージェントと呼んだ。
現在は国として機能する事が出来ない国が相次いだため、各国は統一され、鳳炎帝国と名付けられた。
天使に対抗するため、教育機関、光影学園を設立。義務教育として人々を鍛え、天使抹殺機関における戦力としていた。