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お姉ちゃん魔王になったぽいですけど辞退してもいいですか?  作者: れんキュン
お姉ちゃんが魔王?
1/16

お姉ちゃんは将来の為に頑張ります。

「おーねーちゃーんー!!」

「うっっっ!!!!!」

 お腹への強烈な衝撃と痛みで目を覚ます、朝は弱い私は若干苛つきながら下手人を睨む。

「クロエー、朝は優しく起こしてって言ってるでしょ。あと重い」

「こうでもしないと二度寝するでしょ!あと女の子に重いとか女心わかって無さすぎ!」

 確かに声を掛けられる程度では布団から出る気はしないけど、飛び込みは無いと思う。

 あと女心って、私も女なんだけどなぁ、お姉ちゃん悲し。

「わかったわかった、起きるからどいて」

 ぼうっとする頭を叩き起こし布団に倒れこみそうになる身体を気力で起こす、なんで私は布団から出ないといけないんだろう、布団を着たまま生活できたらなんて馬鹿なことを考えながらぱぱっと着替えを済まし階下の居間へ向かう。


「おはようー」

「やっとおきた、ご飯冷めちゃうから早く食べなさい」

「う。お父さんは...仕事だよね、大変だねえ。」

「他人事のように...はぁ、将来が不安になるよ」

「クロエに養ってもらうから大丈夫だよ、ねー?」

「ねー」

「本当にそうなりそうだから心配なんだよね」

 なんて他愛のない会話をしてるうちに朝ご飯を食べ終え、身支度を整える。

「今日は村長と師匠の所に居てくるからー、お昼は村長の所でもらうねー」

「失礼のないように勉強するんだよ」

「はーい、行こクロエ」

「ちょ!ちょっと待ってお姉ちゃん!」

 食べ遅れたクロエが必死で口に残りを詰め込んでるのを尻目に外へ向かう。クロエの叫び声が聞こえるけどご飯を詰め込みすぎて声になってなくて可笑しい。

「行ってきまーす」




「エストーおはーよー」

 村長の家に向かってると幼馴染の子が話しかけてきた、幼馴染と言っても私の住む村はせいぜい100人程度で子供なんて家含めて10人程度で全員幼馴染で家族みたいなもんだけど、この村の将来が不安になるけど多分村長なら何とかしてくれるだろう。

「おはよ、これから村長の家に?」

「あー、今日はいいかなって、他の皆と遊ぶ約束してるし」

「そっか」

 今日はクロエと二人だけかなんて考えてると、彼女は上目遣いで

「エストは、いかない...よね?」

「うん、勉強したいし」

「勤勉だよねえ、楽しい?」

「大変だけど楽しいよ、クロエがもう少し大きくなったら旅に出てみたいしね」

 いつもの返しだ、遊びたくないわけじゃないけど時間は有限だし基本的には夢の為に時間を使いたい。そう答えると彼女はため息をつく。

「私としては寂しいけどねぇ、ところでクロエは?」

「そろそろ来るんじゃない?」

 そろそろクロエが追いつく頃合いかと振り返ろうとすると

「遅刻遅刻~!!!」

 パンを加えたクロエに()()()タックルされてそのまま倒れこむ。

「痛つつ、ちょっと!どこ見てんのよ!?」

「理不尽...はやく降りて」

「むう、パンを加えてぶつかると恋に落ちるって村長に言われたんだけどおかしいな」

 この子は絶対何か勘違いしてる、開けたところで突っ立てる私に全力で突っ込んで恋に落ちる奴がいるなら修道院にでも行ったほうが良いと思う。

 そう思いながら土を落とし、呆れたように笑う幼馴染と別れクロエと手を繋いで村長の家に向かう。




 コンコンココンコン

「トーテムポール作ろ~」

「なんでトーテムポール?おはようございます村長」

 クロエの茶番を流しつつ扉をくぐると、とても田舎住まいでの初老を迎えてるとは思えない上品な佇まいの女性が椅子に座りながら私たちを出迎える。

「おはよう、エストにクロエ。朝から元気ですね」

「村長も調子良さそうで」

「村長!この前教えてもらったパンを加えてぶつかると恋に落ちるって奴失敗しました!」

「ふふっ、そしたらもう押し倒して既成事実作るしかないかしら」

「ちょっ!!村長!!」

 貴族令嬢かと思うほどの上品さと知識を兼ね備えてるのに、コロコロと笑いながらとんでもないことを言うお茶目?なこの人。

「既成事実?」

「つまりね?エストを裸で押して―」

「ストーップ!12歳の女の子になんてこと教えようとしてるんですか!?」

「こういうのは早いうちから学んでおくものよ?それに12歳なら性教育しても問題ないでしょ?」

「いや、まあ間違ってはないんですけど...」

 間違ってはない、間違ってはないんだけど既成事実うんぬんの流れでそれを教えるのは違うと思います!

「大丈夫だよお姉ちゃん、私お姉ちゃんなら頑張れる」

 …すでに教育済ですか?大事な妹が変な方向にいかないようにきちんと導こう。扇子で口元を隠してるけどすっごい笑ってるのわかってますからね?村長。

「おしゃべりはここまでにしてそろそろお勉強しましょうか、今日は薬学についてよ」

 私の忌々しげな視線を村長は柳に風と流し、扇子をピシャリと畳んで授業に移る。

 今日の授業は薬学、内容は薬草についての座学のおさらいと製薬方法の実技。村長からは算術や地理など様々なことを教えてもらっていて、クロエと出会ってからは外の世界への憧れが強くなって村長に頼み込んで色々教えてもらってる。


「はい、お疲れ様、今日はここまで。お昼はサンドイッチよ」 

 お昼を回ったところで授業が終わりお昼ご飯が告げられる。

「ぢ~が~れ~だ~、お姉ちゃん食べさせて~」

「せめて身体を起こしなさい、はい、あ~ん」

「んっ!...へへ、美味し~」

 机に突っ伏したままサンドイッチを口に加え、破顔したクロエの頭を撫で私もサンドイッチを頂く。

 ~っ!野菜の新鮮さと香草が練りこまれた肉のうまみが口内と鼻腔を蹂躙し気づいたら一瞬で食べ終わってしまって次に手を伸ばすと

「「あっ」」

サンドイッチを前に私たち姉妹の手が鏡合わせの様に伸び、お互いの視線で火花を散らす。

「お姉ちゃん特権よ、いますぐその手を下げなさい」

「横暴だ、例えお姉ちゃんと言えどこれは譲れないね」

「「よろしい、ならば戦争だ!!」」

 負けられないこの戦い、お互い闘志を全身に満ちさせ拳を腰だめに構える。緊張感で空気が引きつく中審判(村長)が音頭をとる。

「さーいしょ~はグー?」

「「じゃーんけーん!」」

 ポンッ!

 なっ!こ、この娘親指と人差し中指を立て、薬指と小指を折った裏技を使いやがった!

「ってそれ反則じゃない!無効よ無効!ノーカン!ノーカン!」

「ふふふ、お姉ちゃん。これはルール無用のガチンコ勝負よ。んじゃ、いっただきー!」

「ちょ、あーーー!!!」

 無慈悲!この妹、慈悲も容赦のかけらもない悪女だ、思わず膝から崩れ落ちてしまう。が、神は私を見捨ててなかった!

「ふふふ。はいエスト、失敗しちゃったのだけどどうぞ」

 女神?後光すら幻視しつつ差し出された少し形の崩れたサンドイッチを壊れ物を扱うように両手で受け取る。

「ありがたや~ありがたや~」

「敬いなさ~い、讃えなさ~い」

 女神のほほえみを浮かべた村長を見上げつつ咽び泣く様にサンドイッチを食べてると。

「むー、なんかこれじゃ私が悪者みたい―」

 頬を膨らましながらブー垂れる我が妹、悪者も何も反則技つかったの貴女じゃない。胡乱な目でクロエを見つつサンドイッチを平らげる。

「ごちそうさま、美味しかったです」

「ごちそうさまー」

「お粗末様でした。午後はどうするの?」

「午後は師匠の所で修業です」

「大変ね、身体には気を付けるのよ。クロエは魔術の勉強はどうする?」

「やる!お姉ちゃんケガしないようにね」

「はいはい、そっちも大変だろうけど頑張ってね」

 クロエはそのまま村長の元で魔術の勉強に移る、私は二人に見送られながら家からでて師匠の元へ向かう。


 村長の家を出て独り言ち。

「魔術かー、良いなあ私も使えたらかっこいいんだろうな」

 魔術。それは人はだれしも魔力を持って生まれ、魔力と呼ばれる魂から溢れる力を燃料にして起こす奇跡の技術。古代ルーン語による詠唱や様々な情報を書き込んだ方陣を用いて火を起こしたり水を生み出したりする、高位の物になると爆発させたり嵐の如き暴風すら生み出せる。

 が、個々人が持つ魔力の量は基本的には決まっていて、これは魂の質が影響していると言われており遺伝や体質は関係ないとされている。

 要は魔力の量は生まれつき決まっていて、それが増えることは()()()にはない。

 因みに私は魔力の量は多くない、逆にクロエはかなり高い魔力を持ってるとのことで村長の元で日々学んでる。

 

 別に悔しくはない、はじめはもちろん魔術が使えなくて悲しかったけど師匠にあってから別の力を得たし今はそれを使いこなすのに手いっぱいだし、何度かクロエと一緒に魔術の勉強をしたけど頭が爆発するかと思った。

 膨大な知識と応用力を要求される魔術は私には向いてない、身体を動かすほうが性に合ってると思う。

「それより師匠の元へ急がないと」

 今日こそは一泡吹かせてやろうと意気込んで駆ける。




 少し急ぎ足で目的地に向かうと木剣を構えた大柄の男とその人の話しを身体を動かしながら聞き入る幾人かの村人。その大柄の男もとい師匠に近づき話しかける。

「師匠ー、こんにちはー」

「よっ、ちゃんと昼めし食ってきたか?」

「村長のサンドイッチでバッチリです!」

「は!?俺の分は!?」

「あるわけないじゃないですか」

「可愛げのねぇ弟子だな、だからいつまでたっても俺に勝てないんだよ」

「それは関係ないです、今日こそは一泡吹かせてやりますよ」

「はっ、やれるもんならやってみろ、準備運動したらかかってこい」

 そういって師匠はほかの人達の元へ向かい、私は準備運動をし()()()()()()()()準備を整え武器を手に師匠に声をかける。

「準備できました、手合わせお願いします」

「よしきた、お前ら!手合わせするからよく見て勉強しとけ!」

 そう周囲の人たちに声を掛け、程よく距離をとって私たちは木剣を構える。

 

 全身に満ちるプラーナを意識し手に集め剣に這わせ、剣先を後ろに向け腰だめに構える。

 対して師匠は特に構えず脱力したように佇む、ちょっとムッとするけど肌に伝わる師匠のプラーナに気が引き締まる。

「いつも通り最初は譲ってやる、驚かせてみろ」

「そのむかつくニヤケ面歪ませてやりますよ」

 軽口を叩き身体を弓のように弾き絞りながら距離を詰め、全力で剣を振るう。振るわれた剣を師匠はその刀身で受け止め感心したような顔で。

「重てぇ~、衝撃を増幅させたか。でもまだまだだ、単純に衝撃を増幅させるんじゃなく衝撃にプラーナをのせ伝導させるんだ、そうすれば相手の臓器にダメージを与えられる。こうやってな」

 こっちは必死で打ち込んでるのに何でもないように受け流しつつ教授され、受け身から一転振るわれる反撃を受け止めた瞬間三半規管が揺れ平衡感覚が失われる、やばいと焦って後ろに飛び退いた瞬間師匠が大上段に剣を構えプラーナを収束させる。

「そうやって焦ってむやみに距離をとったら終わりだ、どうぞ決めてくださいって言ってるようなもんだ、ぞっと!」

 振り下ろされた剣からプラーナの斬撃が飛んでくる!やっばっ! 

「っああああああああっっ!!!!」

 全力でプラーナを練って横に振るい斬撃を飛ばしてなんとか相殺させ、肩で息をしながら土埃が晴れるのを待つ。 

「っはぁはぁはぁ」

「戦場で気を抜いたら直ぐに死ぬぞ、身体に叩きこめ」

「っんなぁ!」

 いつの間にか後ろに回り込まれてた師匠に転がされ剣先を目の前に突き立てられる。

「参りました」

「なかなか悪くなかったぞ、ただ素直すぎるのと戦闘中に気を抜くのは減点な。距離をとるときは相手に隙を与えずに距離を取るんだ、じゃないと直ぐに追撃が来る。あとは相手が完全に死んだのを確認するまでは絶対に気を抜くな、死ぬぞ。」

 真剣な表情で先ほどの試合の反省点を並べる師匠に神妙に聞き入る私、反省が終わったところで師匠が笑いながら頭を撫でる。

「ただまあ、プラーナの練りもかなり良くなってるし剣筋もしっかりしてる。かなり上達したな、頑張って騎士剣術(キャバリエアーツ)を極めろよ」

「ありがとうございます」

「残りの時間は基礎訓練と今の反省だ、何かあったらよべよ」

 そういって師匠は他の人たちの元へ向かう、どうやら私と師匠の試合をみてかなり刺激されたようだ、みんな気合が溢れすぎてから回ってる。あっ、師匠が怒ってる。

 そんな微笑ましい光景を尻目に、プラーナを練り上げ騎士剣術(キャバリエアーツ)の特訓を開始する。


 騎士剣術(キャバリエアーツ)。魔力とは似て非なるプラーナと呼ばれる身体に流れる生命力を知覚し、収束させ確固たるイメージでもって技に昇華させる技術。それが騎士剣術(キャバリエアーツ)

 人間という非力な種族がはるかに強い存在に対抗するために編み出された攻撃力を増大させる技術、大抵は剣の威力をあげる程度しかできないが、当人のプラーナを練り上げ収束させる卓越した技術があれば剣戟にプラーナを乗せ斬撃を飛ばすことだって出来る。

 優秀な師と幾分かの才能あってか三年でこの領域にまでこれたことに感動を覚えつつ日が落ちるまで自己鍛錬に勤しんだ。




「ただいまー」

 完全に日が落ちきる前に玄関をくぐり靴を脱ぐ、因みにこの靴を脱ぐ習慣はこの村の外では一般的では無いそうな、村長が衛生面やら掃除のしやすさやらで浸透させたそうな。たまに来る外の人が驚いてて違いを教えてもらった。

「おかえり、もうすぐご飯できるから先に汗を流しないさい」

「はーい」

「ついでにクロエも連れてってね」

「今日は汗かいてないし大ジョーブ」

 寒い思いをして水浴びするのを嫌がるクロエに、奥の手を使う。

「一緒に水浴びしてくれたら今日は一緒に寝てあげてもいいんだけどなー」

「入る!!」

 そういうや否や着替えを取りに階段を駆け上がり、それを苦笑しつつ見送る。

 別に一緒に寝るのが嫌なわけじゃない、寧ろ好きだけど如何せんクロエは寝相が悪い。

 何故がいつの間にか逆さまになってるし蹴り飛ばされてベットから落ちるとか、本人も気にして自分から寝ようと言い出さない。

 愛い奴め、今日は布団で寝よう。

 そうこうしてる内に私の分の着替えも持ってきたクロエが降りてきたので水場に向かう。


「お姉ちゃん寒いしぱぱっと!ぱぱっと!」

「お姉ちゃん汗かいてるからちょっとしっかり流すよー」

 夏前と言えど夜に水浴びは寒い、それでも女の子としての矜持でしっかりと頭と身体を洗う。

「寒い~、早くご飯たべよ~?」

「そうしよそうしよ」

 寒さに震えつつ急ぎ足で家のなかに入ると既に食卓には美味しそうな香りを放つ湯気立ったご飯が並んでる。 

「「「「いただきます」」」」

 お母さんを除いてお父さんと私たち姉妹は貪るように掻き込む。

「「「おかわり!!!」」」

「ほんとあんた達の飯は作り甲斐があるわー」

「へへ、それほどでも」

「母さんの料理は旨いからな、これを楽しみに働いてるもんだし」

「分かる、修業で疲れた身体に染み広がる」

 家族全員からの賞賛を受けてニマニマしながらおかわりをよそうお母さん、滅茶苦茶可愛い。

 見た目も滅茶苦茶美人だけど、銀髪銀眼に長い睫毛と垂れた目尻に他のどのパーツも美人さを引き立たせる要因にしかなりえない、てかお母さんもう30過ぎてるよね?プロポーション崩れなさすぎでしょ、20前半でも全然通じるね。

 お父さんも宝石のような鮮やかな赤毛赤目に堀が深い顔と切れ長の目、イケメンすぎてなんかキラキラオーラ見えるもん。

 もちろんこんな美形両親の実子たる私も相当の美形だと思いますよ?

 16歳、Dカップ、セミロングの銀髪に赤目銀目のオッドアイ、切れ長の瞳に長い睫毛は深淵すら見通し165㎝の身長と健康的に日焼けしつつも白さを損ねない肌の洗礼されたプロポーションは女神さまだって裸足で逃げ出すでしょう。

 両親の良いところのパーツだけを取り分けた造形は完璧美少女を作り出し、両親には感謝しかない。自画自賛しすぎだって?まあ脳内だけですし、けっして表には出さないし他人を容姿で見下したりしないんだから許してください。

 ちょっとくらい自意識高いくらいが人生生きやすって言うしね?

「ごちそうさま!お姉ちゃんぼーっとしてどしたの?」

「ん、ちょっと考え事してた」

「そう?寝る前に今日のお勉強のわからなかったところ教えて?」

「いいよ、先に部屋で準備してて」

「はーい」

 いつの間にか食べ終えたクロエに復習の約束を取り付け、急いで残りを掻き込む。

「ごちそうさま!洗い物お願いします!」

 お母さんのお叱りの声を背中で感じながら自室へ逃げるように向かい、準備を済ませ寛ぐクロエの横に座り今日の復習をして、クロエが舟を漕いだあたりで床につく。

「おやすみなさいクロエ」

「おやすみお姉ちゃん」

 額にキスを落としくすぐったそうに笑うクロエを撫で、抱きしめながら一緒に眠る。


 毛布をはぎ取られ翌日軽く風邪を引いたのはご愛敬。

 

 

 

 

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