第5話:さすがに終わるステータス
ステータス回長くね? とも思うけれど!必要なことだ。きちんと確認しないといけないことだ。というか数秒しか経っていないが。
はい、ステータスの続き!
【ステータス続き】
耐性
<精神耐性:レベル:MAX>
耐性は精神耐性だけか。……成る程、人間嫌いが故に生じるストレスの耐性だったわけか。
耐性系も、成長系スキルが有るから得られるはずだ。MAXて……。役には立ちそうだけど。
んで、最後。
称号
<神の代行者>
<異常にして異様なる者>
称号関連も、何かしらの行動で得られる、まあ二つ名と同じようなもの?
世界から与えられるもので、メリットデメリット様々。
<神の代行者>
とある神の代行であることの証。代行に値する行動にボーナス。代行に値する行動により経験値にボーナス。
これは良いな。多分、神の代行者は皆もつ称号なのだろう、そして、代行に値する行動。
これは本来、制限がキツいことだろう。俺以外は。
俺の神の代行とは? あらゆる全ての行動が対象となる。特に殺戮に関わること。つまりは全て。良称号だ。
<異常にして異様なる者>
名通りのものに送られる称号。他者に影響されにくくなる。他者に影響を及ぼしやすくなる。
ん? これは、良い称号、なのか?
影響されにくいってのは……おっ、抵抗力も上がるのか。そして、抵抗貫通能力も有るのか。
別に異形で困らない。人間であることになど誇りはない。ないことに誇りはある。神がくれた新しい俺だしな。うむ、良称号だ。
ちなみに、ステータスにはもう1つ。職業:ジョブもある。
うん、設定積みすぎ。これについては、あまり神様も知らないらしく、自分で調べてほしいとのこと。
ジョブは、そのジョブの行動に補正が入り、そして成長力にもボーナスがある。
ちなみにここで言う補正とは、-:マイナスを0にして100%に近付けるだけでなく、100%以上に強化する、という意味も含まれている。
ゲーム用語は大抵通じる世界なんやで。
さてさて、あと確認することは───装備品とアイテムかな。
ダンジョンの神でもあったので、物を造る力も有った。なので、不自然でない装備品を持っている。
装備品
<鋼の剣>
そこそこ良い剣。新人が持つには良すぎるが、そこそこの人は持ってる。特殊能力はなく、そこそこ丈夫、そこそこ切れ味が良い。勿論整備は必要になる。
<丈夫な布の服一式>
丈夫であり、着心地の良い服一式×3。着心地に拘らなければもっと防御力は高められたが、着心地、大事。
防御力はほぼない。この世界:イリガルドの通常より少し良い着心地の服。
<レザージャケット>
ファンタジーの方のレザージャケット。固い革を用いた、軽戦士がよく装備する防具。
防御力はそこそこ。何の革かは不明だが、打撃にそこそこ強い。動きを妨げない作り。
<レザーアーム>
革の籠手。手部分のない上腕と前腕を守る防具。そこそこ。
<レザーレッグ>
革の脛当、膝当。そこそこ。
<神の残せしブーツ>
蒸れない。足にフィット。滑りにくく歩きやすい。疲れにくい。移動速度上昇。瞬発速度上昇。装備者固定:レッド。装備者の成長により、微成長。強化可能。
そう、武具に割けるリソースのほぼ全てをブーツに、というか靴装備に割り振ったんだ。
これ、ブーツだけど着脱がしやすく、劣化もしない。修復可能な一品。というか逸品。後で隠蔽しよう。
他はそこそこ、凄い装備持ってると怪しいし、ステータスに合わせて、だ。
アイテム
<革袋>
色々入れられる革袋×4。1つは水を入れる加工がされた水筒。
一般的な旅装セット入り。
何でもは入らない。重くなるし、破ける。
<レッドの腕輪>
装備者固定された腕輪。みんな大好きアイテムボックス。容量は装備者の成長による。
1、この腕輪は成長する。
2、収納するには、対象に触れている必要がある。
3、他者の物を収納するには条件を達成する必要がある。
4、取り出すときは、ある程度の操作可能。
5、収納した物は、脳内にリストで管理される。ツリー構造可能。サポートシステム:エルのサポート可能。
6、時間停止機能あり。有無のみ可能。
7、速度ベクトルなどは0になる。取り出すと重力の影響を受け出す。
8、固有空間:近似迷宮に、生物を収納可能。収納できる生物は、装備者:レッドの眷属など、魂の支配下に有るものに限られる。
9、固有空間を生物生存可能領域にしない限り、収納しても死亡する。
10、明確な生物は、固有空間を除き収納不可。
項目多いな。しかも成長するんですって、人外の奥さん。
これはダンジョン系の能力とも関連させて作り出せた、リソースを割きまくった元凶の1つ。とはいえ、アイテムボックスは大事だろう。
これで、初期値は弱いが、鑑定、アイテムボックス、サポーター:エル。
まー、様々なチートを得られた。チートないとやってけねーよ、とは思う。
たとえ、人間どもをヤっちゃうのだとしても、だ。
あくまで、一般人だったし。精神以外。
…………よし。
装備確認よし。
最後にステータスの隠蔽だ。
ステータス!
【ステータス[隠蔽し、表示される値]】
個体名:レッド
年齢:0(誕生直後)[15]
性別:男
種族:異常新種族:人に非ざる唯一者[人族]
レベル:1[15]
生命力:1000[500]
体力:100[50]
魔力:100[50]
氣力:100[50]
物攻:150[80]
物防:80[40]
魔攻:100[60]
魔防:60[30]
速度:1800[90]
ノーマルスキル
<剣術:レベル:2>
<感覚強化:視聴嗅触味:レベル:1>[<感覚強化:視聴:レベル:1>]
<投擲:レベル:3>
<速読:レベル:2>
エクストラスキル
<思考超加速:レベル:5>[ノーマルスキル<思考加速:レベル:3>]
ユニークスキル
<純粋なる殺戮遊戯>[なし]
ミソロジースキル
<とある神与の迷宮創造>[なし]
<自己進化型大天使>[なし]
アルティメットスキル
<凌駕する唯一者>[なし]
イレギュラースキル
<人間ヲ嫌ウ者>[そもそも表示されない]
ステータスのパラメーターが変わっているのは、装備補正値によるもの。
そうなんだ、ブーツ凄いんだ。
ちなみに、なし、となってる上位スキル欄、空白になって不自然にならないように、綺麗に最初から、なかったように隠蔽済み。
スキルを全て、ステータスを全て信じきっているわけではないが、これで、ある程度の準備は出来ただろう。そう、疑うことは止めてはいけない。
肉体は変えてない。少しずつ消耗があるのは、トータルで損だしな。15才相当だ。
後は……、ふむ。これが魔力の感覚。そしてこれが氣力の感覚か……。
魔力は、意識を集中させるような。氣力は、力むようなイメージだな。人によって感覚は異なるらしい。
俺はエルのサポートにより、すぐ掴めたが。実際には凄く大変らしい。才能にもよるけど。
慣れればスキルも手に入るだろう。
───いざ。俺は旅立ちを望む。
───
っ、いいギミック仕込むじゃねぇか。
ああ、頑張るさ。
そして、俺は 世界:イリガルドへと降り立った。
白い空間の章、或いは解説の章、完!
解説の章はまだまだ出てきそうです。
ちなみに、これからまともにステータスが出てくることは、文字数稼ぎとか関係なく、少なくなるでしょう。
基本的にスキル欄、耐性欄、称号欄位でしょうかね。
ジョブはどうしましょう。パクりなんて言われるの気にせず、ザザッと設定しようかしら。