第44話:始まりの1週間で殆ど基礎が出来上がる
今回少し長めですが、スキルに対する突っ込みだけの回です。
前話にて、エクストラスキルを1つ増やしました。
訂正済みです。m(_ _)m
8日目:旧砦
さて、1つずつ突っ込んでいこう。
今回は解説回だと、何処かから謎電波をエルさんが受信しているからな(メタメタ)
まずはレベルだな。
一気に4も上がっている。
人間を何人も殺したからな。
男ばかりの盗賊を、総計35人。
結構大きな盗賊団だった(過去形)
そして、幹部はレベルがそこそこあり。
頭目とは、(比較的安全な)限界を超えた戦いをしたからな。
かなりの経験値になっただろう。
他者の殺害と、魂が躍る経験により、魂のレベルは上昇する。
しかも、配下の魔物達が得た経験値の一部が俺にも入るのだ。
俺のスキルで成長力と速度を上げ、稼いだ経験値の一部は俺のもの。
素晴らしきウィンウィンである。
スキルの経験値は入らないが、エル式ラーニングがあるしな。
生命力は1万超えか。
一般人の50倍かよ。
成長力半端ないな。
スキルとかも含めれば、Cランク冒険者位は行けるかな。
Cランクは、冒険者が10数年かけて到達するんだけど、今更だな。
そして、ここからのパワーインフレが酷いからな。
Cランクまでは、死ぬ気で努力すれば到達できる。
そこから先は、努力は前提に、才能を求められる領域だ。
特に狙っている、神の力を奪ったもの達は、確実に強者だ。
楽しみだな、力を奪い返すのが。
スキルを見ていこう。
まずは[武術]にカテゴライズされたスキル。
俺、レベル5→6は大変だって言ったばかりなのに……。
人間の経験値は美味しすぎるな。
そういうビルドなんだけど。
ゴブリン達に、所持していないスキルを習いつつ、持っているスキルは教えていた。
<短剣術>は<剣術>に。
元からあった<小盾術>は<盾術>に統合か。
<剣術>の上がり良いな。剣で戦ったからか。
あと<投擲>な。
もうこれ、<投擲>で良いんじゃなかろうか。
武器も作ってるし。
新規も有るな。というか大体有るな。
<回避>
攻撃を避けることに関する補正。
また、面倒事を<回避>することにも補正が入る。
様々なスキルとのシナジー効果有り。
おお!
文学的アプローチ!
めっちゃ便利やん!
魔物達に投擲しまくって、回避訓練してたら覚えたからラーニングしたけど。
うむ、良いな。このスキル。
<暗器術>
暗器を扱うことに関する補正。
様々なスキルとのシナジー効果が有るが、特に<投擲><格闘術><隠密・潜伏>との強大シナジー効果有り。
俺はもう、暗殺者というか、ニンジャ化してないか?
アイテムと言い、スキルと言い。
凄く役立つから良いけどね?
<操爪・髪術>
爪・髪を操作するスキル。
<回復魔術><念動力><身体特殊構成><錬金術>等から派生した。
後述する[身体]スキルとの関連有り。
爪・髪を伸縮。硬質化、武器化可能。
<暗器術>とのシナジー効果有り。
これは、魔鳥達の持つ<嘴・爪強大>を見て、そして<皮膚強化>を見て、思ってしまった。
爪、行けるんじゃね? と。
<回復魔術>を用いて、爪の生成速度を上昇。<錬金術>で、構成を強化。
試していたら、形になった。
仕込み武器だね!
そしたら、髪を扱うマンガとかを思い出した。
ご覧の通り、出来ちゃったのだ。
普段は使わないが、隠し武器になるから、有用だ。
人外化が進んでるぜ!
人の形は好きだし、最も魂の力を発揮できる形の1つだから、このまま維持するけど。
人外になるのは、悪くない。
しかも種族特性や<スキル>と相まって、寿命が減るどころか、強化されるだけだし。
使えば使うほど強くなる。
禿げないぞ!
まさか生体の流れを<回復魔術>等で操作して、髪伸ばす速度早めるとか。
マジで出来るとは思わなかったよ。
爪の硬度が増すのは、<投擲>を考えても助かるな。
本気の<投擲>って、爪に負担かかるからな。
踏ん張りも効きやすくなる。
逆に爪を丸くすることで、撫でるときに傷付けないようにすることも可能。
うむ、悪くないな。
[氣力]関連も随分上がってるな。
特に<氣炎・大瀑斧>で止め刺したからか。
いつの間にか獲得してたんだよなぁ。
なんとか、頭目の顔と装備を焼き尽くさないように操作していたからか。
<氣力操作>も上がってるな。
[魔力]関連も上がってる。
<魔力・魔術付与>も、生産しまくってたし、罠も張ってたしな。
上がってる。
氣力・魔力両方とも回復が上がってるのも良いな。
[魔術]は……<回復魔術>か。無理したからな。ある程度安全に。
<水属性魔術>が追加された。
水が作り出せるのが良いな。
体内の水に、干渉力が上がって操作しやすくなってるし。
回復系にも、シナジー効果が有る。
<魔術研究>もかなり上がってるな。
レベルが低かったのもあるが、魔術を弄くりまくったからな。
[生産]は、上がるわな。
特に<薬・毒剤生成>は、使いまくったし。
今まで集めた素材や、買った素材も。
使いこなせなかった素材も使えるようになってきてるし。
<工作>先生、あなた強すぎませんかね?
あなた生産ですよね?
<錬金術>、すげー上がってる。
うん、あなた生産以外にもやってるしね?
そして獲得した<料理>!
<料理>
食材等を扱い、食べ物を作り出すことに関する補正。
より美味しく、素早く出来る。
また、個体名:レッドの認識により、作り出された食べ物に、特殊効果が付くことが有る。
食べることで、一時的なエンチャント。
及び、永続的なステータスの極微上昇。
<料理>には、食材を集める段階から補正が入る。
調理器具の取り扱いにも補正。
他スキルとのシナジー効果有り。
物事を料理することにも補正が入る。
特に<工作>スキルとの強大シナジー効果有り。
りょ、<料理>貴様もか!
貴様も生産の皮を被ったチートスキルか!
やっぱり俺、ニンジャのニャンジ……、ニンジャなのではなかろうか。
[身体]、ふっ、人外だな!
<皮膚・爪・髪・歯強化>は、まあやらかした結果だ。
<身体特殊構成>との関連がある。
歯も強化されてる。こちらは操作できないが、歯の硬さや鋭さが上がっている。
例え歯が抜けても、強化されて生えてくるぞ!
歯というか、一部牙だな。
咬合力は、別のスキルで上がってるからシナジー効果が有るぞ。
<自動再生>
<回復魔術><氣力活性>等により、再生回復に慣れた身体が自己進化を起こし、スキルとなった。
魔力・氣力を消費せず、カロリーのみで身体が自動で再生される。
部位欠損にも、僅かながらに効果が有る。
体力の回復も早まる。
魔力・氣力の回復にさえ効果が有る。
任意で止めることが可能。
魔力・氣力で、再生速度を上げることができる。
種族特性とのシナジー効果により、再生すればするほど、ステータス極微上昇。
常時発動しているため、常時極微上昇。
人外化進んでるな!
俺の身体の細胞群達がおかしなことになってる。
こんな感じで再生を獲得すんのか。
カロリー消費が増える代わりに、良いスキルだな。
実は、<身体特殊構成>で、食べ物をより高効率で吸収できるようになっているから、そこまで負担でもない。
さて、ノーマルスキル最後、そして突っ込みどころの多い[特殊]だ。
おっ、<意識投射>上がってる。
<隠密・潜伏>も、使いまくってるしな。
むしろ上がりにくいのに、ここまで上がる。
<教導>
教え導くことに関する補正。
様々なスキルとのシナジー効果が有り、特に魂の繋がりが有る配下への効果が高い。
スキルを教える場合、獲得率上昇。
また、教え導かれることにも若干補正が入る。
<指揮>
配下・仲間へと指揮を出すことに関する補正。
特に魂の繋がりが有る配下への効果が高い。
<連携>
配下・仲間との連携に関する補正。
特に魂の繋がりが有る配下との効果が高い。
<教導>は、教えてたからだな。
導かれる方でも良いのかよ。これは有り難いな。ラーニングに効果が有る。
<指揮>と<連携>は魔物達からラーニングした奴だな。
持ってて役に立つスキルだ。
<とある神与の迷宮創造>とのシナジー効果有るしな。
最後、そう、これだ。
<愛撫>
愛をもって撫でること。
言語以外でのコミュニケーションの全てを含むことであり、言語を伴うことで効果上昇。
・想いが伝わりやすくなる。<意識投射>とのシナジー効果有り。
・相手に幸福感を与えやすくなり、スキル保持者にもリラックス効果有り。<皮膚強化>による、皮膚の心地よさとのシナジー効果有り。
・愛撫対象の、生理機能の上昇・保全。寿命すら伸ばす可能性有り。
・愛撫対象の好感度への補正。
・愛撫対象の魅力度への補正。
・愛撫対象の成長への補正。
・愛撫という行動に対する補正。感情により効果は上昇する。
・愛撫────────────補正する。
え?
あっ?
マジで?
なにこれ?
すごくない?
チートスキルやん。
動物に対する感じになってるが、恐ろしいな。
文学的アプローチって、すげぇ。
なんか、疑ってごめんなさい。
物凄いスキルです。これ。
ん? 何これ。詳細……?
……。
…………。
………………。
──俺の謝罪を返せー!!!──
──────────
ふー、落ち着いた。
実際に数秒とはいえ、キレてしまった。
ほれほれ、フォルこっちに来い。撫でてやろう。
……あっ、何この撫で威力。<愛撫>様すげぇ。
あー、癒されるから良いや。
んじゃ、エクストラスキル見ていこうか。
<極限集中>凄いな。これ上位化とか有るのかな?
<思考技術>も、エクストラ内の上位化なのに。凄い上がってる。
そして、新規の4つ。
<文字之技術>
<速読>及び、新規の<速筆>スキル等の上位化統合。
文字に関することへの補正。
読む、書くに補正が入り、古代語等の解読、文字の謎掛けを解読するときの補正等。
また、魔文字等を[生産]で刻むことにも補正。
<魔術研究>に含まれる、魔文字や魔印、魔法陣とのシナジー効果有り。
うわぁ、<速読>を上げて、<速筆>とかないかなー、と考えて。
魔物達に色々教えてたら、エクストラ化しやがった。
魔文字や魔印、魔法陣。やべぇ、要素が増えやがった!
もしかして、漢字や旧文字だと……!
マジで効果を増しやがった!
良いね、出来ることが増えるのは最高だ。
たとえ作者が泣こうとも(メッタメタにしてやんよ)
残りは、なんだろうか。
<超直感・観>
直観:感覚を用いて収集した情報を無意識に精査し答えへと結びつける能力。
経験によるものが大きい。
様々なスキルとのシナジー効果有り。
特に<思考技術>、エルとの極大シナジー効果。
直感:第六感、勘などに分類される、ナニカを感じることで答えを導き出す。
<幸運>との極大シナジー効果有り。
<感知:危険>とのシナジー効果有り。
2つのスキルの上位統合化。
より効果を増している。
今までの経験、他者のラーニングにより獲得した。
おー、これは欲しかった奴だ。
エクストラになってるけど。
2つくっついたのか。
認識って相変わらず凄い。
<変異誘発>
イレギュラーを起こしやすくするスキル。
<異常にして異様なる者>との極大シナジー効果有り。
個体名:レッドの素質、大天使エルの導き、とある神の寵愛により、イレギュラー事象が更にイレギュラー化。
個体名:レッドの益になるイレギュラーのみに固定され、よりイレギュラーの度合いが深まる。
ん?
よく、わからないな。
これは、ガチャ要素が大当たりが増えやすくなる上に、外れが減るのか。
イレギュラーを起こしやすい、でデメリット強めかとも思ったけど。
素質? はわからないが、エルと神により、デメリットが減り、メリット増し増し。
ふーむ、これは不定なことが多いが……。
<直感>が、凄いスキルだと叫んでいる。
そして、危険性は訴えてこない。
なら、いい……のだろうか?
エクストラ最後、名前からしてアレだな。
<限界弑逆>
あらゆる限界を殺し尽くすスキル。
<凌駕する唯一者>との極大シナジー効果有り。
様々なスキルとのシナジー効果有り。
<限界突破>等の、上位及び異常亜種。
限界を超えてなお、殺戮するためのスキル。
また、弑逆という意味を成すためのスキルでもある。
これも、やけに意味が捉えづらい。
<限界突破>系で、限界を超えやすくなり、超えても負担を軽減できる。
限界を超えたときの、ブーストへの、強大補正。
そして、種族特性等で、限界を超える毎にステータス永続的微上昇。
この辺は想定通りだが、弑逆か。
確か、王殺しとか、上位を殺す奴だな。
不敬だのなんだのは、俺にゃあ関係ないし。人外ですし。
お? ジャイアント・キリングの可能性を上げてくれるのか。
これはエルさんが……、違うこれは。
エル:マスターが無理をするのを前提に、無理をしても対処できるようスキルに干渉しました。
なるほど、怒られる前に、理解されちゃってるなー。
ありがとうエル。
これで俺は、更に戦える。
他のスキルはー。
<純粋なる殺戮遊戯>
うん、中身成長してるな。
用途外使用して、魔物達との訓練にも使ってたし。
<とある神与の迷宮創造>
うん。増えてるな。
後で、ゴブリンを増やしておこう。
試したいこと有るしな。
<自己進化型大天使>
エル:マスター、無理は出来るだけ避けてください。
あっ、こっちで?
はい! 気を付けます!
<凌駕する唯一者>
成長速度、上がってんなー。
流石はアルティメットスキル。
<人間ヲ嫌ウ者>
実はこれ、人間以外のものに干渉する能力もあるっぽい。
鳥を魔鳥にしたり、ゴブリン達の頭を良くしている一因のようだ。
謎が多いな。
耐性、追加されてるな。
<魔力・術耐性>
<氣力・術耐性>
この2つは、自爆では上がりにくく、攻撃を受けることで獲得した。
後述の、属性耐性ともシナジー効果が有る。
そして、斬・打・貫耐性が揃ったな。
基本3つが揃い、防御力アップだぜ!
水属性も追加したし、もっと魔術の種類増やしたいなー。
称号には変化なし。
こちらは、そんなほいほい変わるものじゃないし。
スキルもそうなんだけどね、本来。
さて、突っ込みも良いだろう。
撫でるうちにグターッとなってるフォルトゥーナを頭に乗せつつ。
次は盗賊からの鹵獲物だ!
まだまだ砦から出れないよ!
<工作><料理><愛撫>は主人公:レッド君の認識・文学的アプローチにより、隠れチートスキルです。
本来、そんな力は有りません。
レッド君は人間の存在しない、僕の頭を食べさせるアニメは気に入っているようです。
バイ菌推しだそうです。
声が変わってしまったこと知ってるのでしょうか?
ご冥福をお祈りいたします。
文字数が多いと、執筆フォームが重くなる。
分割して、話数増やすべきなのだろうか。




