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第138話:アウト話が長すぎる

まごうことなきネタタイトルです。

 

 19日目:都市セイレルからの街道外れ



 改めまして、皆の主人公レッドだ。

 ブルーモードが普段のレッドモードに戻っているよ。


 現在は主街道を外れて、森をてくてく歩いている。


 色々と実験しながら、という枕詞がつくけれど。


 ユニを肩車し、その上にフォルトゥーナがしがみついている状態だ。


 トーテムポール的な感じだな。


 俺の身体が有り、俺の頭があり、俺の赤髪の上にユニの大質量(ぽよん)が乗っかり、ユニの超絶かわいいお顔on<隠者の半仮面>があり、その上にフォルトゥーナが居て、その上をウサウサお耳がパタパタしている。


<平衡感覚>スキルがめちゃくちゃ仕事している。

 あと<感覚強化・全>の<触覚強化>が凄く働いている。


 うむ。ぶらじゃー様はきちんと働いているようだな。

 きちんと保護しつつも、揺れを流すシステムの為、その柔らかさが歩く度にぽよぽよと伝わってくる。



 ふむ。まだまだクンフーが足りないな。

 精神制御は出来るが、俺自身の動きの制御がまだまだだ。

 ユニに揺れを伝えてしまっている。



 ユニと相互<ドレイン>を行いつつ、周囲の察知と収穫、及び魔術の試し打ち。


<意識投射>を使って、近くに居る魔物を呼び寄せて、鎖を放ってみる。


「ぐぎゃ」「ぎゃぎゃ!?」「ぎゃぎ!」


 ゴブリンはほんとにどこにでも湧くなぁ。


「レッド様、その<不断ナル復讐ノ連鎖>の……サクリさんでしたっけ。凄い強いですねー。


 何よりレッド様の防御力が上がるのが良いです!」


「あっ、そこ? まあ防御は飛躍的に上がってるしな。


 サクはかなり使いやすい武器になりそうだな」


 鎖は俺の肌着とコートの間に、チェインシャツのように巻いている。

 鎖は<伸縮自在>と<無限ノ鎖>スキルにより、鎖という形状を守るので有れば、かなり自由に変えられる。


 極めて細かく、繊維にも見間違うような鎖に形成し身体に装備する。

 ズボンの下にも、肌触りの良い感触に変えた鎖を巻くことで違和感なく装備している。


 加えて、袖の下に先端を仕込むことで、鎖を飛ばせるのだ!


 ふふふ、中二心が騒ぐぜ。


 イフに促されて、名前も付けている。

 その方が成長が促進されるし、力も増すそうだ。


 先輩でもあるイフの言葉なので、説得力が有るな。


 そんなわけで、鎖はサクリ。

<死霊ヲ支配セシ司令杖>の杖は、ツカサ。


 ああうん。

 言いたいことは分かる。


 どうやら、俺のネーミングセンスは中々成長しないらしい。

 きちんと考えてつけてるんだよ? 女の子なら。


 実際に効果も発揮してるしね?

 名前つけると、鎖達、サクリ達から喜びの感覚が伝わってきたし。



 ちなみに、サクリを巻いているのは、単純な防御力強化だけではない。


 鎖による、疑似パワードスーツ。

 まぁ、外部からの強化だな。

 まだ使いこなせないけれど、出力が上がる。


 それに、元々効かないけれど呪術に対する耐性も上がる。



 うむ。中二心がマシマシだな。



 鎖を構成する一つ一つの輪を、外してばらまく。

 ばらまいたそれらを、投擲武器としてセット。


 現れた熊、ワイルド・ベアに放つは。



「<投擲軍殺到(キラー・ビジード)>」


 リングが熊に殺到する。

 滅多打ちだ。


 しかし。


「グルルルル」


 やはりリングは打撃武器としても弱いし、まだまだだな。

 だがお手軽なばらまき武器としては使えるな。


 そして、ばらまいたが投擲として使わなかったリングパーツ。


 それらを基点として放つは、<魔術>と<呪術>の合わせ技。


「<炎鎖/怨嗟ノ蛇>」


 熊を中心として、蛇を模した炎が顕現。


 蛇を模した炎は熊の肉体ではなく、その精神を燃やしていく。



 うむうむ。

<呪術>も使えるようになってきたし、方式の違う魔術とも合わせられるな。


 精神だけ燃えて死んだので、綺麗な死体が残る。


 収納。



「さて、そろそろ良いだろう。あの街道に着いたら、馬車を出して進んでいこう。


 魔鳥編隊と、俺の感知でも近くに人間は居ないようだ」


「キュ」


「そうか。フォルトゥーナも大丈夫そうか」


「あっ、レッド様。ユニもライトさん達のブラッシングして良いですか?」


「もう勿論だ。一緒にやろうか」


「はい!」


 さてさて、フラグはどうなることかな。






さて、そろそろ時間を加速させようかと思います。

1日ごとに書いてますが、本格的にこれからは飛ばしていこうかと。


あっ、数年的なものじゃなくて、数日数週間単位で、ですよ。

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