第124話:外伝:とっちゃんのアウトな日々──3話
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昨日は更新出来ずにすみません。
何があったという訳でもなく、時間が取れなかっただけなのです。
視点:アウト(グーパンチゴブリン又の名をとっちゃん)
オイラっス。
みんな大好きコミカルゴブリン、アウト参上!
というより視点がオイラを追ってるだけなんスけどね。
懸命なる読者ならうすうす気付いてると思うっスけど、オイラはコミカル側であり、メタ側のゴブリンっス。
悪いのは全部アニキなんで、そこんとこよろしくお願いするっス。
本日も紅血の間のノルマを終えて出るっス。
配下の魔物達それぞれに、一応のノルマは有るんスよ。
例えば、オイラなら紅血の間の出入りで、グーパンチ1万回があり、訓練メニュー10周が、<レッドの腕輪>内時間における、1日のノルマっス。
戦闘が主となる魔物達は、それぞれ訓練とも模擬戦等っスね。
戦士系や魔術師系、斥候系などなど。
一定の共通メニューがあり、それぞれの適性に合うメニュー、そして個人に合わせたメニューっス。
共通メニューは、紅血の間でのサバイバル。
適性は、ウォーリアとか、マジシャンとか。
更に細分化されたメニューを、エル様が出してくれるんス。
ちなみに、最初に【一応】を付けたのは、ノルマなんてなくとも、皆自主的に頑張るんス。
ただ、ノルマが有った方が分かりやすく、何より自分に有ったメニューってのは重要っスからね。
……ちなみにちなみに、オイラのノルマは殊更厳しいものっスよ、比較して。
オイラ紅血の間に半分住んでいるようなものっス。否定できなくなってきてるんス。
こんなに紅血の間に居るものじゃないんスけどねー。
そもそも居れないし。
さて、今回アニキからのオーダーは<レッドの腕輪>内における、魔物についてと、新規設備・スペースの紹介っスね。
大体オイラの役回りっス。
羨ましがる魔物達も居るんスけど、アニキのネタを理解できるの基本オイラだけっスからね。
大分アババババされるのも慣れたものっス。
では、アニキの配下の魔物のことをざっと紹介していきましょうかねー。
途中で脱線するのはオイラ達の仕様なんで、理解してもらえるとありがたいっス。
前提として、アニキの配下の魔物達は、アニキのミソロジースキル<とある神与の迷宮創造>の権能の1つにより創造されたものっス。
迷宮、ダンジョンに関しては限定的使用が可能というレベル。
<レッドの腕輪>内部の居住スペースと関り合いのある部分スね。
そして魔物の創造には、幾つかの条件と選択肢が有るんス。
条件1、その魔物について情報をきちんと持つこと。
これはその魔物を倒して解析するのが一番早いんスかね?
因子がどーのこーのとも言ってたスよ。
条件2、その魔物を創造できるだけのリソースを用意すること。
まあ無から有は生まれないということっスね。
リソースリソース言ってるんスけど、ここでいうリソースとは、魔素が主っスかね。
腕輪が魔素を吸収したり、魔物を殺したり、というか生物を殺したり。
そうやって溜まったリソースを用いて、魔物を創造するんス。
魔物の死体とかを、リソースに変換したりも出来るっス。
その時、ゴブリンの死体を用いて、ゴブリン系の魔物を創造するとかも出来るっス。
画一的なリソースに変えるよりも、効率が良くなるそうっス。
その代わり、ゴブリン以外には全く使えないという感じっス。当然スけどね。
選択肢としては。
選択肢1、倒した魔物をそのまま創造する。
これはそのまんま、ノーマルなやり方っス。
プリセットなまま行うと、レベル1で、通常より知能が高い個体となるっス。
知能上昇はデフォルトっス。
選択肢2、カスタムする。
リソースを追加する等して可能になるっス。
最初からスキルを持たせていたり、成長や適性を偏らせたり。
敢えて知能を下げることで、他の能力を上げることも可能っスよ。
選択肢3、魔物の因子に干渉して、新しい魔物を創造する。
これは魔鳥達がモデルっスかね。
鳥を殺し、その因子から鳥系の魔物を創造する。
色々試行錯誤する必要が有るらしい上に、制限がかなり多いらしいっス。
根気の要る作業で、必要にならないとやらないそうっス。
選択肢4、ガチャる。
オイラも含まれるっスね。
ガチャは比喩表現っスけど、運の要素が絡む創造っス。
運次第で、使ったリソースよりも強い個体。
想像外の能力を持った個体とかが生まれるっス。
当たり外れの酷いものなんスけどねー。
オイラとかは大外れの類いっス。グーパンチしか出来ないもんで。
フォルトゥーナさんは大当たりでしょうねー。
あれはチートっス。マジパネェって奴っス。
この辺はおさらいみたいなものっスね。
1度アニキが心の中で解説してたらしいっスし。
次は魔物達の話に移るっスかねー。
アナウンス。
エイプリルフールネタは有りません。
作れる力もないです。
やろうと思えば、ネタは有るんスけどねー。いっぱい。
他の作者の作品が楽しみです。
話は変わりますが、なろう作家さんの書籍はちょいちょい買って読んでます。
3/25オーバーラップ文庫から、景品として異世界転生したら捨てられたので好きに生きようと思う
という長い奴読んでました。
しろいるかさんという方なのですが……最近更新ないなーと思ってたら、なろうのアカウント消えてました。
Twitterには居るようですが、Twitterアカウントないんで。
マジビックリだったぜ( ; ゜Д゜)
何があったんや。




