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きっかけなんてその辺に  作者: 箱庭
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前編 夢の中での悶々問答

短編で終わらせる予定の作品でしたが、冒頭から陰鬱な入りになってしまったので分けることにしました。次で終わる予定です。

最初の作品なので短めに。

人を一番殺した言葉はと聞かれたらそれは「死ね」やら「うざい」「消えろ」の類と普通は答えるだろう。

まあ実際そうかもしれない。否定はしない。

だけど私は考える。一石を投じるといえば正しいか。一番人を殺している言葉、そう「頑張れ」だ。

なにせここ数ヶ月、私を突き刺す刃物のような言葉なのだから。

途方もない悪意なき殺意。100%毎日振り絞って生きている私に浴びせられる言葉。辛いと相談すれば必ず返ってくる常套句(てんぷれ)

漫画の世界ならこんな場面だと主人公が一段階強くなるきっかけになるのだろう。限界を超える。

お笑い(ぐさ)だ。限界を超えてしまったら壊れるのだ。人だろうが、機械だろうと。壊れた機械は直せるが。人は治せない。壊れたままだ。いや、最近は機械も下手に修理するより買い換えた方が安く済むのだったかな。代わりがあるだけ救いだね。

私はどうだろう。いなくなったら代わりはいるのだろうか。...いるだろうな。代わりはいるけど私は救われないな。

私は考える。

これ以上頑張りようが無いのに。一人で抱えられなくなったから打ち明けるのに。どうすればいいの?


"頑張れ" "もう少しだけやってみようよ" "自分で限界を決めてるんじゃないの?" "頑張るっきゃないよ頑張ろう!がんば!頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ"


ー夢から醒める。

ーそして今日も一日が始まる。


一旦区切り。

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