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とある人に捧げる百篇の詩  作者: 橋本洋一


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刻む足跡

悲しみを無くせたら

どれだけ幸せかしら

僕は貴女を否定する

悲しみがあるから

喜びが二倍になるんだよ?


寂しさを消え去れば

どれだけ幸せかしら

僕は貴女を否定する

寂しさがあるから

人は寄り添って生きるんだよ?


否定してばかりの僕だけど

貴女を肯定したいんだ

貴女が大好きだから

貴女を愛おしく想っているから

だから認めてあげるよ


悔しさや苦しみや痛み

それらがあるから

人は生きていける

それを乗り越えよう


僕と貴女で歩む道

永久に残る足跡を

二人で一緒に

刻んでいこう

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