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心象風景
たおやかな風が
貴女の頬を撫でる
揺れる草原を見ながら
傍らには大きな木
美しい雫が
貴女の頬を流れる
震える身体を抱きながら
そばには僕一人
これは貴女の心象風景
淋しくて悲しい心の景色
他人に関わらないから
他人を近寄らせないから
静かに貴女は語りだす
私は汚い女なの
厳しく僕は反論する
貴女は清らかだよ
嘘だよ貴女は言う
本当だよと僕は答える
一方通行の語り合い
晴れた草原での出来事
貴女の心象風景が変わる
優しい日差しが照らし出す
それが美しくって
涙が流れる僕




