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とある人に捧げる百篇の詩  作者: 橋本洋一


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心象風景

たおやかな風が

貴女の頬を撫でる

揺れる草原を見ながら

傍らには大きな木


美しい雫が

貴女の頬を流れる

震える身体を抱きながら

そばには僕一人


これは貴女の心象風景

淋しくて悲しい心の景色

他人に関わらないから

他人を近寄らせないから


静かに貴女は語りだす

私は汚い女なの

厳しく僕は反論する

貴女は清らかだよ


嘘だよ貴女は言う

本当だよと僕は答える

一方通行の語り合い

晴れた草原での出来事


貴女の心象風景が変わる

優しい日差しが照らし出す

それが美しくって

涙が流れる僕

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