前へ目次 次へ 49/100 味覚 僕の前では嘘を吐かないで 悲しくなるだけだから 貴女の嘘は優しすぎる 甘ったるい飴の味 僕の前では変に繕わないで 虚しくなるだけだから 貴女の誤魔化しは空々しい 無味無臭のダンボールの味 僕の前では適当に偽らないで わざとらしいだけだから 貴女のイカサマは苛々する 舌に刺激的な香辛料の味 貴女の心は一体何の味? 食べてみたいと想う 貴女の魂は一体何の味? 飲んでみたいと想う 嘘や誤魔化しイカサマは 僕の心を深く傷つける 飴やダンボールや香辛料は 僕の心に深く刻み付ける