表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある人に捧げる百篇の詩  作者: 橋本洋一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/100

アクアリウム

初めは小さな水槽だった

少ない魚だったけど

彼女は毎日世話をする

大切な子供のように


次は大きな水槽だった

たくさんの魚に増えてきて

彼女は楽しく世話をする

大切な子供のように


のめりこんで

夢中になって

中毒になって

一つの世界を創っていた


最後は突然訪れた

魚たちは次第に居なくなって

彼女は毎日泣き崩れる

あたかも子供のように


魚たちは教えてくれたよ

命の尊さを

魚たちは教えてくれたよ

命の儚さを

彼女はこれで大人になった

彼女はこれで死別を知った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ