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“神”の定義 act.1

作者: 涼風 蒼

前作は「神の定義」です。ただ、シリーズ物にするにはあまりにも不安定要素が消せないため短編として出していきます。宗教チックにするつもりはありませんが、キャラクターが神とか入っちゃっていますので、そういった類が苦手な方はバックプリーズです。

今回も暇つぶし程度に楽しんで頂けると幸いです。

ちなみに続きがあるかどうかは私にも不確定です。行き当たりばったりの続編なので本当に続くかは分かりません。

それでも読んでやるよというお優しい方はどうぞ先にお進みください。

毎度面倒な前置きで申し訳ありませんorz

 僕はいつも独りだった。

 祖父母と一緒に暮らしているせいか、学校では誰一人も友達ができず、むしろいじめの対象とされていた。けれど、祖父母に心配かけまいと毎日が楽しいと無理に笑っていた。

 心配はかけたくない。だけど、それ以上に無理に笑うことは、とてつもなく辛いことだった。



 今日で何度目だろうか。

 そんなことを考えながら、僕は神社へと続く長い坂道を登っていた。この村にある神社は住職もいない、誰もその世話をしない見捨てられた場所だった。この神社を見つけたとき、僕は自分と似た雰囲気を感じた。

 類は友を呼ぶ。

 そうとまで思ったほどだ。

 誰も参拝しない神社。ずいぶんと昔から放ったらかしにされていたのだろう。

 いたるところが傷んでおり、すでに潰されてもおかしくないような神社だった。

 でも、だからこそ、僕はこの神社が好きになった。

 誰にも邪魔されない、たった一つの空間。

 そこだけが、唯一自分に素直になれる場所だった。

「はっ……はぁ……ついた」

 何度も登ってはいるが、この坂道はかなりきつい傾斜をしている。子供ですらすぐさまへばってしまうような坂道。だからこそ、誰も来たりしない絶好の隠れ場所。

「お待たせ! 今日も話を聞いてよ」

 僕はニッコリと笑いながら、神社へと近づいていく。誰かに話かけているわけではない。けれど、この神社には、何か生きているモノを感じる。だから、僕はわざと声を出して語りかけるんだ。今まで一度も返事を返されたことはないけれど。

「今日は…………って、え?」

 いつもなら独りもいないはずの神社の境内に、誰かが眠っていた。見た目からいえば十五、六歳というとこだろうか。黒髪に整った顔立ちをしている、見たこともない青年だった。それに、服装も見たことがない。なんだろう、どこか昔に着ていそうな服装をしている。

「うっ……」

「ひっ!」

 小さく呻く声が聞こえ、僕は引きつった悲鳴を上げて彼と距離をおいた。普段から誰も来るはずのない神社なのに、見ず知らずの人物がいたら、それは驚くだろう。僕は狛犬の像の後ろへと隠れ、その青年を見つめていた。

「ふあぁぁ~……よく寝た。さんきゅな、二匹とも」

「?」

 その青年は、僕と同じように何かに語りかけていた。しかし、僕には誰も返事をしたようには聞こえない。けれど、その青年はどこか親しげに言葉を返していた。傍から見ればなんとも不思議な光景。だけど、それはまるで会話をしているようだった。

「あ、あの!」

 その正体が知りたくて、僕は一生分の勇気を振り絞るように声をかけてみた。

「ん?」

「ひっ!」

 僕の方へと目を向ける青年に声がひきつる。けれど、僕はもう一度勇気を振り絞ろうと、声を出そうとした。しかし、声は言葉にならず、パクパクと口を動かすだけで何も喋れない。

「ん、あぁ。お前がこいつらの言っていた人間か」

「え?」

「お前に礼がしたいんだとよ。人間とは意思疎通がはかれなくて困ってたみたいだしな。んじゃ、人間で言う一泊の恩義ってやつで、俺がちょこっとだけ力を貸してやる」

「あ、あの、どういういみ……?」

「そりゃ」

「うわっ!?」

 青年が声を上げた瞬間、二匹の狛犬の像がボンッと音を立てて変身した。そして、目の前には人ならざる者が現れた。見た目はほぼ人間のようだけど、その頭にはピンッとたっている耳があり、ふさふさな長い尻尾がゆらゆらと揺れている。そして、人懐っこそうに笑いかけてくる。

『~~~~! ~~!!』

「え?」

 何かを伝えたいのだということは分かった。しかし、口を動かしたそれは言葉になどならず、よく分からない音となって僕の耳に届いた。もちろん、そんな言葉になっていない音を理解出来るはずもなく、僕は驚いて首を傾げるしかない。

「えっと……」

「あー……悪い。そういやぁ、人間界に来てから力減ったの忘れてたわ」

 驚く僕をよそに、青年は何とも気のない言葉を発した。先ほどから彼の言うことが理解できない。けれど、それを聞く勇気など僕にはなく、ちらちらと青年を見るしか術がなかった。そして、その視線すら気付いてくれていない。

「ん~と……ここをこうして……いや、無闇に力を使えばいいってもんでもねーし……」

 何かを訴えているのであろう狛犬たちに、青年は一人ぶつくさと呟きながらなにやら手をかざしていた。しかし、何度も何かを試しているようだが、うまくいっていない。その光景に、さすがに歯がゆさを感じてくる。

「あ、あの!」

「ん?」

『?』

 ついに僕は声をかけると、青年と狛犬たちから見られ、出かけた声が喉へと引っかかってしまった。一度深呼吸をしてから、僕は怪しげな彼らへと話しかける。

「じ、事情はよく分かりませんけど、あなたが通訳してくれたらいいんじゃないですか?」

「つうやく? なんだ、それ。お前ら知ってる?」

 狛犬たちに話しを振る青年だったが、狛犬たちは小さな頭をふるふると左右に振った。そして、再度僕の方へと目を向けてくる。

「つうやくってなんだ?」

「なんだって……」

 僕はむしろ、聞き返されたことに驚くしかなかった。年は僕より上そうなのに、まさか聞き返されるなんて思ってもいなかった。けれど、本人は特に気にした風もなく、問うような眼差しを向けてくる。

「だ、だから、僕とあなたは喋れるんだから、あなたが聞いた言葉を僕に伝えてくれれば、って……な、なんですか?」

 一応説明らしきものをしてはみたけれど、目の前の青年は呆然としたように見つめてくる。ジッと見つめられ、僕はしどろもどろになりながらも青年に向き合った。

「な、なに?」

「いや、ほんと人間ってのは面白いな、てさ」

「は?」

「いや、こっちの話」

 青年の言葉に、僕は首を傾げた。先ほどの言葉の意味を考えると、まるで自分が人間ではないような言い方だ。けれど、目の前にいるのはどう見ても同じ人間。とくに変わったようには見えなかった。それでも、纏っている雰囲気は少し不思議な感じがした。

「あなたはいったい……?」

「俺?」

 つい思ったことが口をつつき、青年に言われて僕は口を塞いだ。しかし、別に気にしたふうもなく、ただただ青年は笑っている。

「俺はさ、人間に憧れてたんだよ」

「はい?」

「だから、お前らみたいな人間に憧れてたんだって」

「いや、言ってる意味がわからないんですけど」

 まるで人間ではない、というような言い方。けれど、その意味を尋ねても、僕はよく理解できなかった。

「まぁ、そりゃそうだわな。今はこうして人間になれてんだから」

「え?」

「俺はな、お前らが言う神って存在なんだよ。もっとも、お前らが理想としている神ではねーけどな」

 青年の言葉を理解するには、あまりにも僕が子どもだったのだろうか。

 そんな疑問も浮かんでくるけれど、きっとそうではないのだろう。現に目の前で起きている事が、何よりも説明がつかないのだから。

「ま、この際そんなささやかな問題はおいといて、お前に言いたいことがあんだってよ、この二匹が」

「え?」

 先ほどから同じ言葉しか出てこないけれど、僕は見つめてくる人間とは言い難い存在へと目を向ける。どれほど見ようと、彼らの姿は人間とは思えない。頭には犬のような耳、ふさふさの長い尻尾に、巫女が着ていそうな衣装を身にまとい、白い絞め縄のような物が両肩と背中に巻かれている。

 一見可愛く見えるけれど、やっぱり人間だとは思えない。

「僕に伝えたいことって、なんなんですか?」

 必死に訴えてくる狛犬たちの言葉が分からず、僕は青年に聞いてみた。すると、青年は口の両端を持ち上げて笑っている。

「『ありがとう』だってさ」

「あり、がとう?」

 聞かされた言葉に驚いて、僕は目を見開いた。狛犬たちへと目を向けると、彼らはニッコリと笑って頷く。

 一方的に神社へと踏み込んで、一方的に話しかけたのは僕なのに。

 それなのに、この狛犬たちは僕にお礼を言ってくれるのだ。

 けれど、その理由が分からない。

「なんで? だって、勝手に入り込んできたのは僕のほうだし、一方的に喋ってたのだって……」

「『廃れた神社の行く末がどなるかなど分かっていた。しかし、キミがここに足を運んでくれて、色々な話を聞かせてくれて、我らはとても嬉しかったのだ。楽しい時間を、ありがとう』」

「っ! そんな……僕だって、ここに来ることだけが楽しかった。ずっと一人で喋っていたけど、いつも何かに見守られてる感じはしていたから。それって君たちだったの?」

「『我らは同じだ、人の子よ。みな、一人では生きてはいけぬ。支え合ってくれる存在がいて初めて、それが存在として認められるのだ。我らのような存在も、其方のような人間も。其方は一人ではない。一人だと感じる必要はないのだ』」

 喋っているのは青年なのに、僕はまるで本当に狛犬たちと喋っているかのような錯覚を覚えた。本当に彼らの声が僕に聞こえてくるような、そんな不思議な感じだった。だからだろう。僕は溢れる涙を我慢することができなかった。けれど、僕の涙を見た青年も狛犬たちもからかったりはしてこない。むしろ、満足そうに笑っている。

「そうだ。泣きたいときは泣け。泣けるのは生きている者の特権だからな」

「とっけん?」

「あぁ。死んでるやつは涙なんて流せないだろ。生きている者はみな、等しく涙を流せる。涙というのは淀んでしまった心を洗う役割を持っている。泣くのが恥ずかしいなんて思わなくていいんだよ。涙ってのは、そういう役割をもって流れるもんなんだからな」

 青年の言葉に従うように、目から涙があふれていく。止めようとしても止まらず、泣き果たしてしまうのではないかというほど涙が流れた。今まで我慢していた分、涙の止め方が分からなかった。

「ふえっ……くっ……う、あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 塞き止めていた何かが溢れ出すように、僕は哭いた。ずっと泣きたかった。でも泣けなかった。泣くことで何かに負けてしまう気がしていたのと、泣いてしまったら自分が嫌われものだと認めてしまうようで怖かった。けれど、涙が一筋流れていくごとに、沸々と淀んでいた心が楽になっていく。

「いいなぁ、人間ってさ」

「え?」

 今まで見守っていた青年が口を開いた。その言葉に、僕は驚く。

「お前がどれほど苦悩したのか。そしてお前がどれほど優しいのか。その涙が教えてくれる。その感情ってのは醜いもんなんかじゃねーんだよ。当たり前に受け入れてみろ。お前が醜いって否定しようとしてるその感情はお前の一部だ。お前自身が否定しちまったら、その感情はずっと己に刺さり続ける。だから、泣けなかったんだろ。わざわざ否定してやる必要なんてねーんだ」

「よく、意味が分からないよ」

「んじゃ、分かるよう自分なりに考えてみな。そうやって涙を流せることも、様々な感情を持つことができることも、本当は奇跡みたいなもんだからな」

そう言った彼は、どこか遠くを見つめるように目を細めた。その表情はどこか苦しそうに見える。

「お兄さんも、どこか痛いの?」

「いたい? そうだな……"いたい"って感じられるようになったら、俺も役目を終えられるのかもしんねーな」

「え?」

 聞き返そうとした瞬間、いきなり突風が吹いてきた。僕は思わず目を瞑る。そして目を開けたときには、目の前にいた青年と狛犬の二人の姿はなかった。

 狛犬が建っていた場所へと目を向けるとそこに像はなく、主を失った土台だけが残っていた。その土台の周辺にはおそらく狛犬の本体であったろう瓦礫が残っている。

「うそ……なんで……だってさっきまでそこに……」

 僕は言葉を失った。狛犬も、社も、全てが潰れていたのだから。愕然とする僕の耳に、遠くから人の声が聞こえた。呆然としていた僕を、村の人たちは口々に安堵の声をあげている。僕の世話をしてくれている祖父母に抱き締められ、僕はようやく口を開いた。

「どうなってるの?」

「どうもないけん! ほんま、ほんまどこおったん!! 婆ちゃんたち、ずっと探しとったんじゃけんね!」

「え?」

「お前さん、三日も家に帰って来んかったんじゃ。みんなさ一緒に探してもろうたんじゃよ」

「みっか?」

 祖父母や周囲の言葉を聞いてもいまいちピンっとこなかった。だって僕は学校から直行でこの神社に来て、青年と狛犬たちと話していただけだったのに。それで三日も過ぎてるなんて信じられなかった。

「けんど、ほんま見つかってよかったわ。みんなありがとうな」

「いいや、でも見つかってほんま良かった。こんな廃れた場所でも神隠しなんて起こるんじゃなぁ。これからは社を建て直して、きちんと参拝しに来にゃならんな」

「そうじゃのう。ここに神社があるなんてすっかり忘れとったわ」

 村の人たち総出で捜索活動をしたらしく、見知らぬ人がいっぱいいた。その中に、僕を苛めていた子どもたちも混ざっていた。僕が見ていることに気づいた彼らはばつの悪そうな顔をして彼方へと目を反らす。その様子は普段とは違い、僕は戸惑いを隠せなかった。そんな僕の耳に声が降ってくる。

『言ったであろう。人は一人では生きていけない。けれど、誰かと比べなければ己を保っていけないのもまた事実。人の子よ、これでもまだ其方は一人だと思うか?』

 その声に聞き覚えはない。けれど、脳裏には先ほどまで一緒にいた狛犬たちの姿が浮かんできた。きっと、彼らの言葉が届いたんだろう。そう思った。

 そして、僕は小さく首を振った。

 彼らの言う通り、僕は一人なんかじゃなかった。僕を必死に抱き締めてくれている祖父母や、必死に探してくれた村の人たち。そして、同級生のみんな。正直、苛めのことでまだ憎んでいる。でも、不思議とそれを冷静に受け入れることができた。だって彼らを憎む僕も僕自身なのだから。

「……ありがとう……」

 こんなありふれた言葉しか伝えれないけれど、この言葉に全ての感情を込めることができた。

 祖父母へ、村の人たちへ、そして僕を受け入れてくれた狛犬たちやあの青年に。

 僕は感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。



*****


 人の世界は醜く儚い。しかし、それ故に尊いなにかを持っている。忌むべき感情もまた、そんな尊いなにかであった。

「本当に人間は飽きないね。素直に自分の感情を受け入れればいいものを。それを否定しちまう理由が分からねーなぁ。ま、そんなとこも人間らしいっちゃらしいが」

 青年は誰に向けるべもない言葉を連ねていく。

 高台にある廃れた神社は村人の手により修繕され、懐かしい姿がそこにはあった。しかし、その神社に永く憑いていた狛犬たちはすでに消えた。あの少年との出会いの後に。

 今では空っぽの社に村人は参拝するようになった。しかし、次の神はすぐに生まれるだろう。世界樹によって世界は、宇宙は成り立っている。神も人もまた世界樹が織り成す調和のもとにいる。その流れは途絶えることはなく、永遠と流れ続けるものだ。

「あーぁ、あいつらも中々面白かったが……まぁ、心配してたあの人間が幸せなら、本望ってとこか?」

 神社の付近にある木の上から村を見下ろし、青年はあの少年の姿を垣間見た。そこには以前とは比べ物のならないほどの笑顔を絶やさない姿があった。彼の笑顔からはすでに影はなく、ようやく自分というものを受け入れることができたようだ。

「一人の人間に執着した"神"か。まぁ、執着したおかげで残り僅かな時間を無駄にしなくてすんだわけだし、こういうときはなんだ。結果オーライっていうんだっけかな」

 そう言って、彼は興味もなさそうに欠伸をした。彼の目的は特にない。ただ"神"という存在を止めて人となりたかっただけ。そのためだけに力を棄て、世界樹の恩恵も放棄した。今の彼は"神"であって"神"ではない。彼のなかに僅かばかりに残っている力は風前の灯火のようなものだ。

 それでも青年は後悔などしていなかった。そして今でこそ感じる有限の時。木々の感触、葉の擦れる音、風が頬を撫で、胸いっぱいに空気を吸い込む。

「さて、俺はこれからどうすっかな」

 全身を駆け巡る感覚に、青年は清々しい顔で世界を見渡している。監視者としてではなく、一人の人間として生きていく。けれど、まだ何もかもが不明瞭だった。それでも、青年はどこか楽しげだった。

『その存在はいつか歪を生む。それでもキミはそのままを望むのか?』

 彼の脳裏に、狛犬たちから伝えられた言葉が浮かんできた。しかし、その疑問は青年にとって不毛だった。

「あぁ。俺の存在はどうみても逸脱している。早く堕ちなきゃ大きな歪になるさ。それでも、俺は人間になりたかった」

 人間になりたい。その思いだけはどれほどの犠牲を必要としたところで変わらなかった。力を捨て、恩恵を捨て、それ以上の犠牲が付きまとったとしても、青年は後悔しない。それほどの意志が、彼の中には存在した。

「よし、まずは名前だな。存在を定着させるにはまず“名”が必要だ。それは己を縛る、この世にとどまらせる力を持っている。人間で言えば言霊、だったっけ。問題は誰に名づけてもらうかだな。下手に名付けられると嫌な奴に当たりたくないし……お、なかなかの逸材はっけーん♪」

 一人でぶつぶつ言っているうちに、青年の目には少女が目に入った。綺麗な黒髪に人間にしては整いすぎた顔立ち。少女というより、女性の一歩手前という歳頃だろうか。しかし、何より青年を惹きつけたのは彼女から感じる気配だった。その気配を気に入った青年は、しばらくその少女の様子を探るように一定の距離から見つめ始める。

しかし、青年は思いもしなかった。この出会いが後に大きな後悔へと繋がることになるとは、その時誰も想像していなかった。



To be continue?

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― 新着の感想 ―
[一言] 良かったです。 一話短編という形式で、出会いと別れが描かれる。とても優しい作品だなと感じました。でもきっと“彼”の出会いは優しいものばかりではないのでしょうね。それを予期させるような、そして…
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