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葬儀屋トシと送り屋ユリ(仮)  作者: 村川未幸
1章目
9/28

夢?現実?3

彼は、自分の顔が青ざめている心当たりがあった。


先ほどのお宅におじゃましたときのこと。


座敷で線香をあげる時、故人のご遺体の頭の方に、故人の幽霊が座っていた。


なんでわかったかって?半透明だったから…。


更に故人は言ってきた。


「すみませんねぇ、夜中にしんじゃって。眠いでしょう?今日と明日、お世話になります」


中井はどうすることもできなかった。隣には阪口がいる。どうにか平静を装っておかなくてはならなかった。



打ち合わせの最中も、「わしはもう質素な式でいいよ。そんなに派手にしなくても……」などと、中井と喪主の話の横から入ってくるのだ。


帰るとき、車に乗るときだって、手を振って見送っていた。



中井は小刻みに震えた。阪口は、余計に心配する。

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