キャッキャキョペッピョピワーッ!
「キャッキャキョペッピョピワーッ!」
「キャッキャキョペッピョピワーッ!」
「ピワーッ!」
スーツ姿の男が公園の外から唖然とした顔でこちらを見た
私は自分自身がひどく恥ずかしく思われてきた
いったい何故?、私は真夜中の公園でふんどし姿にネクタイだけを締めて
奇声を発しながら跳ね回っているのか?
いったい何故?、いったい何故?
明らかだ、明らかに仕事のストレスだ
明日、取引先に謝罪に行くことが、その時に展開されるであろう光景が
幾度も私の頭の中を駆け巡っている、部下の失敗は私の失敗だ
私は崩れた白髪をオールバックに撫でつけ
すごすごと家に帰っていった