第三話 ここで働かせてください!
今回は少し短めです!
最後にちょっとしたコーナーもあるのでよければ見ていってください!
飲み会から帰るとそこにはあの黒髪のメイドがいた。
帰っていなかったのだ。
「おかえりなさいませ!ご主人様!」
ご、ご主人様?
すごく悪くない響き、いや、なんなら嬉しささえ感じてしまっている。
「いや!それよりもなんでいるんだよ!帰っていいって言ったじゃないか!」
「あー、その件についてなんですけど、、、報酬の件と関係があって、、、」
いや、どういうことだよ。家にいることと報酬の件の何が関係があるんだよ。まさか、いやそんな、、、まさか、な。
固唾を飲んだ。
「ここで働かせてください!ここで働きたいんです!」
ん?なんだって?某有名映画のワンシーンみたいな発言じゃないか。それよりも、
「ん?ここで働かせてくださいって言った?」
「はい!」
「いや、ここは工場でもお湯屋でもないんですけど!?」
「私があなたを元気にします!その見返りとしてここに泊めてもらいたいのです!」
泊める?この部屋に?いや、一応2人分寝れるスペースはあるけどさ?それでも、流石にさ、無理じゃね?僕が捕まるんですけど、
「ダメですか?」
上目遣いでこっちを見てくる。くっ、そんな可愛い顔で見てきても泊めてあげないんだからな!
「泊まる場所がなくて、なんならお金もなくてー、、、」
うっ、そんなこと言われたら、、、流石に見捨てるわけにもいかないし、うーーーん、
「わかった。とりあえず1ヶ月は泊めてやる。そしたら、お金も貯まるだろ。そしたら出ていってもらうからな!」
「やったー!!!」
そう言いながらピョンピョンと跳ねる彼女はとても、、、可愛らしかった。
「それでは!改めて自己紹介させてもらいますね!これからメイド天使サービスをさせていただきます下水流 志保です!よろしくお願いします!」
こうして、自称メイド天使とブラック企業サラリーマンの奇妙な同居生活が始まったのであった。
-つづく-
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しほちゃんのQ&Aコーナー!!!
どんな質問でもNGなしで答えるよ!
Q.羽は普段どうしてるの?邪魔じゃないの?
A.えーとね、この翼は天使の魔法の力で一時的に消すことができるんだ!だから、全然邪魔なことはないよ!
Q.メイド天使サービスってなに?
A.私たち、天使が行ってるメイドサービスだよ!天使は落ち込んでいる人を元気にするのが使命なんだ!んで、その最適解がメイドってわけ!ご主人様を元気にしちゃうよ!
Q.天使ってほんと?
A.ほんとだよ!ほら!羽だって生えてるし、空も飛べるよ!サービス自体は最近だけど、天使自体は昔からいるんだよ!ほんとだよ!信じて!ねぇ!お願い!
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Q&Aコーナーを書いてみました。
質問等あればこんな感じでお答えしたいと思います!!