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~Interlude<幕間>~ある店長の独白

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 さわがしい3人組を見送り、〝ブルーマン・ショップ〟の

 店長はやれやれと一息ついていた。


 まるでおまつりのような喧騒けんそうり、店の中は

 静まり返って、ほかにはだれかくる気配けはいもない。


 

  ──ははは。ひさしぶりのお客についはしゃいじまいやした。



 そうひとりつぶやいた店長はレジへと歩みり、中に

 えられた椅子いすに腰かける。

 先ほどの3人組を思い浮かべながら店長は1人ひとりでまた

 笑う。



  ──あのお2人ふたりサンがくだんの人たちな訳ですかい。



 店長はふところに手を入れて小さな板切いたきれのようなものを

 取り出し、指でさわり始める。



  ──いよいよ始まる・・・わけ……



 店長はそこで言葉を切り、いや違うなとつぶやいた。



  ──そう、終わり・・・と言ったほうが正しいですかね。



 板切いたきれをさわっていた指をあそばせながら店長は

 店外へと目を向ける。その目は外の景色けしきを見てはおらず、

 どこか遠い場所へと思いをはせているようだった。



  ──せめてあのお2人ふたりのゆく道に、すくいがあらんことを。



 店長がつぶやきながら目を落とした板切いたきれはほのかな

 光を発しており、そこには短い文章がつづられていたのだった。



 〈対象ターゲット染色せんのうに失敗。次の指示しじう〉




 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

店長「さてと、また業務に戻りやすかね」



宣伝で申し訳ありませんが、皆様のポイント評価をお願いいたします。

また感想なども受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

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