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黄昏の剣と盾  作者: イ尹口欠


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7.次の街へ

 三人の連携により、湖での狩りはなかなかのハイペースで進みました。

 そして夕食時になったので、一時解散です。


 私は慌ててギアを外して、冷蔵庫を開けました。

 学校帰りにスーパーに寄って食材は買ってあります。

 あとはお兄ちゃんが帰ってくる前に、調理を済ませれば大丈夫。


 でもメールがないところを見ると、今日は残業などなしに帰ってきそうな気配がします。

 食事の準備、急がないと。



 結果的に間に合いませんでしたが、なんとか愛嬌で誤魔化せました。

 ゲームに夢中で家事を疎かにすると、後が怖いですね。

 ギアを取り上げられたりしたら、困りますよ!


 入浴と宿題を済ませて、後は寝るだけの状態にしたら再びログインです。

 ふたりはもう既にログインして街をウロウロしていたそうで。


 実家暮らしなら私も同じタイミングでログインできたんでしょうけど、そうしたらミナトともノドカとも会えなかったんですよねえ。

 世の中、奇妙に上手くできているものです。


 さて夕方のレベリングの結果、湖もまた余裕となってしまったので、もっと先へ行こうという話になりました。

 具体的には次の街が発見されたそうなので、そちらに行こうということに。


 グレアリーハーフェンから南西に向かうこと一時間ほどだそうです。

 結構な長旅ですね。


 ちなみに私たちの今のステータスはというと。


《バタフー 斥候(スカウト)Lv12/-/-

 種族 蜥人族(リザードマン) 性別 女

 筋力  8 器用 14 敏捷 15+ 感知 14

 知力 10 精神  8 魔力  8 幸運 14

 スキル

 【二刀流】〈索敵〉5〈発見〉5〈解錠〉5〈隠密〉10〈バックスタブ〉10

 スキルポイント0》


《ミナト 戦士(ファイター)Lv12/-/-

 種族 人間族(ヒューマン) 性別 女

 筋力 23 器用 12 敏捷 10 感知 10

 知力  8 精神 10 魔力  8 幸運 10

 スキル

 【両手剣習熟Ⅱ】【金属鎧習熟Ⅱ】〈ウォークライ〉10〈挑発〉10〈パリィ〉6〈オートガード〉6

 スキルポイント0》


《ノドカ 神官(プリースト)Lv12/-/-

 種族 森人族(エルフ) 性別 女

 筋力 10- 器用 13  敏捷 10 感知 10

 知力 12+ 精神 12+ 魔力 14 幸運 10

 スキル

 【弓習熟Ⅱ】〈ヒール〉10〈キュア・ポイズン〉1〈キュア・パラライズ〉1〈キュア・ブラインドネス〉1〈キュア・ストーン〉1〈ホーリーウェポン〉10〈ホーリーアーマー〉10

 スキルポイント0》


 私は斥候(スカウト)らしくなってきましたね。

 ミナトは〈オートガード〉で〈パリィ〉するようになって、防御力が更に上がりました。

 ノドカは〈キュア・~〉系を手当り次第に取っていますね。


「そういえば〈ホーリーウェポン〉と〈ホーリーアーマー〉ってどういう効果なの?」


「ターゲットの攻撃力と防御力を上昇させるバフだよ」


「え、今より?」


「そう。実はミナトはさらなるハイダメージアタッカーになるのよ……」


「うわぁ」


 もちろん私に〈ホーリーウェポン〉しても火力は上昇しますけど。

 まだバフを残していたとは……。


 ソロの時とは別次元ですね、パーティプレイ。

 そりゃ野良でもパーティを組んだ方がメリット多いでしょう。


 ……知らない人と組むの怖いですけどね。


 特に女性プレイヤーと見るやナンパしてくる男性プレイヤーも多いですし。

 私はリザードマンですけど、声のフィルタリングを通しても女性だと分かるでしょうし。

 ステータスに思いっきり女って書いてありますから誤魔化しようもありません。


 その点、ミナトとノドカと組めたのはラッキーでした。

 クラス被りもなくバランス良好。

 この三人ならどこまでも先へ進めそうです。


「……って、あれ? ふたりの装備、新しくなってません?」


「あ、今更気づいた?」


「街で更新したんだよ」


 ああ、私も短剣をより強いのに変えるべきでしたね。

 ふたりの攻撃力が上がってしまったということは?


 道中は楽勝でした。



 新しい街に着いたから、まず短剣を更新しましょう。

 ほぼミナト無双だったのでちょっと悔しい時間帯でしたね。

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