39.塔(4)
第四階層のオーガパーティは?
《オーガウォーロード レベル87》
《オーガフェンサー レベル84》
《オーガパラディン レベル84》
《オーガネクロマンサー レベル89》
《オーガサモナー レベル87》
《オーガパペットマスター レベル89》
フェンサーはどうやら魔法剣士らしいです。
魔法攻撃と剣による攻撃が痛い剣士です。
パラディンは鎧兜で武装しており、槍で攻撃してくる重戦士です。
〈ヒール〉を使うのが厄介なところで、防具のせいで硬いくせに自分や味方を回復してくるこの階層の害悪ですね。
ネクロマンサー、サモナー、パペットマスターはそれぞれスケルトン、精霊、人形を召喚して使役する厄介な連中です。
こちとら3人パーティなのに、敵は9人以上になるわけですから、その危険度は想像に難くないでしょう。
本体を倒すと召喚された連中が消えるため、私はこの階層でも積極的に後衛の暗殺に努めます。
回復役が鈍重なパラディンしかいないのは良かったのか悪かったのか。
ともかくこの階層でもなんとか戦えています。
それもこれもドラゴンと精霊×2のおかげですね。
MP減少の激しいノドカにMPポーションを融通しながら、行けるところまで行って、MPポーションが尽きたら塔の隙間からドラゴンに乗って街までトンズラします。
なお逆に塔の隙間から上の階層に入ることはできませんでした。
出るのは自由でも、入るのは入り口からのみとなっております。
低階層でMPを温存しつつ、如何に上層まで行けるかがポイントになってますね。
しかし何度も何度もこの工程を繰り返していると、やはりオーガの動きの前兆のようなものが掴めてきます。
行動が分かれば回避もたやすく、プレイヤースキルの向上を感じますね。
レベルもガンガン上昇していきますから、いずれ塔の最上階にたどり着くのも難しくはないでしょう。
……時間はかかりますけどね?
どうしても第四階層でMPポーションが尽きてしまいます。
思うようには進まないものですね……。
さて今の私たちのステータスは?
《バタフー 暗殺者Lv86/武士Lv66/アルジミーリッヒの開放者
種族 蜥人族 性別 女
筋力 9 器用 32 敏捷 33+ 感知 32
知力 10 精神 8 魔力 8 幸運 33
スキル
【二刀流】〈索敵〉30〈発見〉30〈解錠〉30〈隠密〉30〈バックスタブ〉30〈縮地〉30〈ツインフェンサー〉20〈インベナム〉20〈アクセルヒット〉20〈パリィ〉30〈オートガード〉30〈刀魂〉20〈二天一流〉20〈壱の太刀〉20〈すり足〉20〈修羅〉20〈居合い〉20〈納刀術〉20
スキルポイント5》
《ミナト 白騎士Lv86/騎手Lv66/アルジミーリッヒの開放者
種族 人間族 性別 女
筋力 97 器用 12 敏捷 10 感知 10
知力 8 精神 10 魔力 8 幸運 10
スキル
【両手剣習熟Ⅸ】【金属鎧習熟Ⅸ】【剛力Ⅸ】〈ウォークライ〉30〈挑発〉30〈パリィ〉30〈オートガード〉30〈シールドバッシュ〉30〈ストームアタック〉20〈自動反撃〉20〈ヒール〉20〈リジェネレイト〉20〈ホーリーセットアップ〉20〈ホーリーウェポン〉20〈ホーリーアーマー〉20〈騎獣強化〉20〈人馬一体〉20〈ドラゴンブレス〉19〈アタックライディング〉20〈ガードライディング〉20〈曲芸飛行〉20〈チャージ〉20
スキルポイント0》
《ノドカ 聖騎士Lv86/召喚術師Lv66/アルジミーリッヒの開放者
種族 森人族 性別 女
筋力 12- 器用 30 敏捷 10 感知 10
知力 25+ 精神 25+ 魔力 30 幸運 10
スキル
【弓習熟Ⅸ】【魔術習熟Ⅸ】〈ヒール〉30〈キュア・ポイズン〉10〈キュア・パラライズ〉10〈キュア・ブラインドネス〉10〈キュア・ストーン〉30〈キュア・カース〉10〈ホーリーウェポン〉30〈ホーリーアーマー〉30〈ホーリーセットアップ〉20〈シャインストライク〉20〈ライト〉30〈ファイア・ボール〉30〈ウォーター・スピア〉20〈ウィンド・カッター〉30〈MP増加〉20〈サモン・サラマンダー〉20〈サモン・シルフ〉20〈パクト・サラマンダー〉20〈パクト・シルフ〉20〈サモナーズ・キャスト〉20
スキルポイント8》
私は新たに〈すり足〉を取得して、移動能力を強化しました。
どうしても前衛を無視して後衛を暗殺しに行くことが増えたので、非常に役に立ってくれています。
ミナトはノドカの負担軽減のために〈ヒール〉と〈リジェネレイト〉のレベルを上げ、さらにドラゴンにブレスを吐かせる〈ドラゴンブレス〉のスキルを新たに習得しています。
ドラゴンがブレスを吐くことで、敵前衛すべてにダメージを与えることができるようになりました。
戦闘時間の短縮に一役買っています。
そしてノドカは、〈MP増加〉なるそのままの意味のスキルを取得。
そこまでカツカツなのか……と思わざるを得ませんね。
ともかくレベルは上がっているし、オーガの動きは覚えてきていますし、いずれは第五階層にたどり着くことでしょう。
しかしもう一歩、何か足りない。
……人数か、人数なのか?
しかし今更、私たちについてこれるようなメンバーがいるとは思えません。
いない者を探すのは無駄な時間ですので、私たちは今日も戦いに明け暮れています。




