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黄昏の剣と盾  作者: イ尹口欠


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36/42

36.塔

「バタフー、やっぱりガスマスクにサングラスが似合いすぎぃ!」


「バタフー、その顔は犯罪者だよ完全に!」


 いやいや、あなたたちもそう変わりませんからね?


 盲目状態を無効化するサングラスをかけた私たちは、イベントの途中ですが通常マップに戻って、山岳地帯でのレベリングに戻ることにしました。


 さあ来い強敵、経験値に変えてくれるわ!


《オーガグラップラー レベル75》


《オーガソードマスター レベル80》


《オーガバーサーカー レベル82》


《オーガシャーマン レベル75》


《バジリスク レベル80》


《フロストワイバーン レベル86》


 新たに加わったのはオーガグラップラーです。

 ソードマスター並みに速く、拳に蹴りに掴み投げと、やりたい放題の厄介な奴です。


 関節技や寝技がないのはハラスメントに考慮したのかな?

 まあそんなこと言ってられないくらい厄介な相手なんですけどね!


 特に掴みからの投げはキツイです。

 体勢が崩れる上に、追撃で蹴りや他の敵からの攻撃もありますからね。

 こちらの攻撃も潰されるので、敵を倒す時間が伸びてしまいます。

 戦闘時間が伸びれば伸びるほど、私たちの被害も増えるわけでして。


 そんなわけでグラップラーは最優先で倒すべき障害と認め、〈隠密〉〈縮地〉〈修羅〉からの〈居合い〉〈バックスタブ〉〈アクセルヒット〉で積極的に削っていきます。

 そう〈隠密〉のスキルレベルが30になったことで、オーガたちから背後を取りやすくなったんですよ。

 もちろん素早い連中のこと、うっかり通り過ぎたりこちらに気づかれてしまったりもするんですが……。


 街との往復を繰り返しながら、私たちはオーガたちを倒していきます。

 フロストワイバーンとバジリスクはそこまで脅威ではないので、テキトーにあしらいます。



 イベントに衣装が追加されたので覗いてきましたが、防御効果のないファッションアイテムだったのでスルーしました。


 さて山岳地帯もいよいよ中心部に入ってきた感があります。


 敵も強くなり、こちらも相応にレベルアップしておもてなし。

 遂に山岳エリアの中心部にある塔を発見したのです。


「塔があったかー」


「ダンジョンですよね。きっとさらなる強い敵がいることでしょう」


「くふふ、やってやろうじゃん」


 誰も怖気づいたりはしません。

 もうここまで来たなら行くところまで行く気まんまんですよ!


 中に入るにはドラゴンは大きすぎ、入り口を通過できませんでした。

 一旦仕舞い、塔の中で再度呼び出します。


 塔の中は広く、天井も高いのでドラゴンを出して騎乗することができました。

 ただ飛ぶほどの高さはないのですが……。


 こういうとき騎手(ライダー)は不便ですね。


 中に入ると、さっそくオーガのパーティが出迎えてくれましたよ。


《オーガウォーロード レベル75》


《オーガグラップラー レベル78》


《オーガソードマスター レベル82》


《オーガシャーマン レベル79》


《オーガスナイパー レベル81》


《オーガウィザード レベル74》


 うーん、フルパーティですね。

 対してこちらは3人しかいませんよ。

 厳しい戦いになりそうです。



 ドラゴンと召喚精霊で数を水増ししたものの、やはりフルパーティのオーガたちは強敵でした。

 倒しても倒しても、編成を変えたフルパーティのオーガたちが出てきます。


 厄介なのはオーガウォーロードです。

 コイツ、他のオーガたちに指示をだして強化してくるうえに、戦士としても一線級の動きをしてくるのですから。


 優先的に叩きたいのですが、先に前に出てくるソードマスターやグラップラーを片付けないとノドカが危険です。


 ウォーロードも危険ですが、魔法攻撃してくるシャーマンとウィザード、弓を放ってくるスナイパーもキツイ相手ですね。

 前衛の相手をしている間にダメージを蓄積させられてしまいます。


 塔の難易度はかなり高いので、地階の攻略もままなりません。

 何度か戦って経験値を稼いだら、街まで撤退して回復とMPポーションを仕入れなければならないのです。


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