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黄昏の剣と盾  作者: イ尹口欠


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2.買い物と初戦闘

 始まりの街グレアリーハーフェンです。

 まずは装備から整えましょう。

 初期所持金は?


 1200Gですか。

 物価が分かりませんからなんとも言い難いですね。

 きっと装備を整えて回復アイテムを購入するくらいは足りる……と運営を信じましょう。


 視界右上のミニマップを引っ掴んでやると、街の全体マップになりました。

 親切なことに、武器屋のアイコンがあります。

 神殿とかはよく分からないのでパス。


 さあ、早速武器を買いに行きましょう。


 武器屋の親父、これ幾らだ?


「短剣を二本か、お嬢ちゃん。そいつを二本とも装備するには、【二刀流】スキルが必要だが大丈夫か?」


「取得する予定なので大丈夫です。だから二本プリーズ」


「そうかい。じゃあ短剣二本で200Gだ」


 安っす!

 短剣、安いよ!?

 1000Gも資金が余ってるんですけどこれ、大丈夫か?


 短剣が安いと何が悪いって、攻撃力がきっと値段相応に低いってことなんだよね。

 私、初期の筋力を下げたから持てる武器がこれしかないんですけど。


 まあやるしかないか、背後からバッサリ。

 きっと〈バックスタブ〉の威力補正でなんとかなるでしょ……。

 正面きっての戦闘で〈バックスタブ〉乗らなかったりしたら、泥仕合になりそうだけど。


 さあて後は防具だ防具。

 斥候は説明欄を見た限り、金属防具に制限があるみたい。

 まあアリガチだよね、金属鎧なんてカチカチ音鳴るだろうから、きっと〈隠密〉の妨げになるに違いない。


 武器屋には金属製の装備ばっか置いてあるから、ここは服屋に行くか。

 服のアイコンがある店はすぐ近くにあるから、すぐよ。


 おばちゃん、こっちの防御力のある服をおくれ!


「クロースアーマーだね。250Gだよ」


 おおっと安い。

 またしても安っすいよこれは。


 斥候は装備でブーストできないわけですね、わかります。

 わかりましたよ、攻撃はできるだけ回避しましょう。

 そのための敏捷+、すなわち蜥人族(リザードマン)、イエス!


 さてさて残り所持金750G、半分以上残っているというこの不安。

 この装備で大丈夫か、初期斥候。

 問題ない、これしか装備できないんだ。


 よし残りはフラスコのアイコンのお店で買い物だ。

 きっとポーションとか売ってるから。


 お婆ちゃん、このポーションは幾らだい?


「ポーションは一本100Gだよ」


 うへえ、七本も買えちゃうよ。

 そんなに被弾してたらきっと大赤字だよね?

 だからここは五本……いや三本で。

 それ以上の被弾があったら、私は街に戻るから。


 よし、準備完了。

 まずは街の外に出て経験値を貯めてレベル上げしよう。



 草原には緑色したでっかいグミみたいなのがいます。

 可愛いですけど、これが敵モンスターなんですね。


《グリーングミ レベル1》


 弱いとは思うけど、ここは慎重に〈隠密〉から入りましょう。


 ソロリ、ソロリ……。

 背後が分かりにくいなコイツ……。


 グレーアウトしていたスキルが使えるようになりました。

 ってことは背後だね、ここが。


 喰らえ〈バックスタブ〉!


 ザシュっ、と快音を鳴らして短剣がグリーングミを切り裂きました。

 真っ二つ。

 一撃ですよ?


 チョー弱い短剣でも背後を取ってやれば、雑魚を一撃で倒せるってもんですか。

 運営も分かっているじゃないですかー。


 よしこの調子で、グリーングミをしこたま狩りましょう。

 他のプレイヤーがウロウロしているのが気になりますんで、早めに狩場を移動できるようにしたいですねえ。


 きっとピーク時間帯は激混みになる予感しかしません。

 なんせ発売直後なので、このゲーム。

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