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黄昏の剣と盾  作者: イ尹口欠


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14/42

14.エイミーさん

 さっそくアルジミーリッヒを探索です。

 とはいえアンデッドがモンスターではなくNPCになり、店やギルドが稼働し始めたというだけのこと。

 他の街とあまり変わりませんね。


 とはいえ行く先々で挨拶をされます。

 称号効果でしょうか?


 居心地はいいのですが、相手がスケルトンやゴースト、ゾンビというのはいただけません。

 そういえばブルーグミはいつの間にか街から消えていますね……。


 領主館には依頼人だった領主の娘がお茶を飲んでいるところでした。

 幽霊でもお茶を飲めるのか、という疑問に対しては「そこは気分」と返されました。


 さて無事にレベリングもしてボスクエストまでクリアした私たちの今のステータスは?


《バタフー 暗殺者(アサシン)Lv25/戦士(ファイター)Lv5/アルジミーリッヒの開放者

 種族 蜥人族(リザードマン) 性別 女

 筋力  8 器用 17 敏捷 18+ 感知 17

 知力 10 精神  8 魔力  8 幸運 18

 スキル

 【二刀流】〈索敵〉10〈発見〉10〈解錠〉10〈隠密〉10〈バックスタブ〉10〈ツインフェンサー〉10〈アクセルヒット〉10〈パリィ〉9〈オートガード〉10

 スキルポイント0》


《ミナト 白騎士(ホワイトナイト)Lv25/戦士(ファイター)Lv5/アルジミーリッヒの開放者

 種族 人間族(ヒューマン) 性別 女

 筋力 36 器用 12 敏捷 10 感知 10

 知力  8 精神 10 魔力  8 幸運 10

 スキル

 【両手剣習熟Ⅲ】【金属鎧習熟Ⅲ】〈ウォークライ〉10〈挑発〉10〈パリィ〉10〈オートガード〉10〈ストームアタック〉10〈ヒール〉10〈ホーリーウェポン〉10〈ホーリーアーマー〉10

 スキルポイント4》


《ノドカ 聖騎士(パラディン)Lv25/魔術師(メイジ)Lv5/アルジミーリッヒの開放者

 種族 森人族(エルフ) 性別 女

 筋力 10- 器用 18  敏捷 10 感知 10

 知力 14+ 精神 14+ 魔力 18 幸運 10

 スキル

 【弓習熟Ⅲ】【魔術習熟Ⅲ】〈ヒール〉10〈キュア・ポイズン〉1〈キュア・パラライズ〉1〈キュア・ブラインドネス〉1〈キュア・ストーン〉1〈キュア・カース〉1〈ホーリーウェポン〉10〈ホーリーアーマー〉10〈ホーリーセットアップ〉10〈シャインストライク〉10〈ライト〉5〈ファイア・ボール〉10〈ウォーター・スピア〉10

 スキルポイント4》


 私の〈ツインフェンサー〉と〈アクセルヒット〉が遂に10になりました。

 これで背後を取って〈バックスタブ〉を乗せれば、かなりのダメージになるはずです。


 ミナトは相変わらず筋力一点突破ですね。

 〈ホーリーウェポン〉を自前でかけられるようになっていますが……更に火力を伸ばすという意思表示でしょうか?

 たしかにノドカのMPと手数を損なわずに済みますけど……。


 ノドカは自身に〈ホーリーウェポン〉と〈ホーリーアーマー〉を同時にかけて効果も上昇するという〈ホーリーセットアップ〉というスキルを習得し、更に〈ウォーター・スピア〉という攻撃魔術を習得していますね。

 クラスチェンジ前の彼女とは打って変わって攻撃的な成長です。

 やっぱりVRMMO、戦ってなんぼですよね。


 ドロップ品を売却して、新しい短剣を購入しました。

 ミナトとノドカもそれぞれ両手剣と弓を新調。

 この街、一つ前のデーバーホルツよりも品揃えがハイグレードです。


 服屋も見に行きましたが、防具はあまり代わり映えしませんね。

 どうもふたり曰く、プレイヤーメイドの防具の方が性能がいいそうですよ?


 そんな伝手ないですけどね!



 伝手がなければ作ればいい。


 というわけで翌日、私たちはデーバーホルツの服飾ギルドへやって来ました。


 何人かのプレイヤーがこのギルドに出入りしています。


 そこで背の高い女性プレイヤーの目に止まりました。


「女の子のリザードマンだ! 珍しい!」


「そこかい」


 ミナトとノドカは「むしろどこで女だと見分けたのか」と相談を始めましたが、多分、体格じゃないかな?

 あと同行者が女子ふたりって辺りとか?


「あ、不躾にすまなかったね。私は裁縫師(テーラー)のエイミーという者だ」


 確か裁縫師(テーラー)商人(マーチャント)の上級職ですね。

 名前の通り、服などの縫い物に特化したクラスです。


「ちょうど今、素材が手元に入ったので誰かお客になってくれないかとギルドを出たところ、キュートな爬虫類がいるじゃないか。思わず惚れたね」


「は、はあ……」


「どうだい? デザートリザードの鱗を使ったレザーアーマーに興味はないかい?」


「はい、確かにプレイヤーメイドの防具を探しに来たんですけど……」


「なら是非、ウチのお客になってよ。そちらのお嬢さん方もどう? ファッションもやっているよ」


 ミナトとノドカも、流されるようにエイミーさんに案内されて市場に来ました。

 エイミーさんはそこで露天を広げると、


「さあ、好きに見ていってくれ。さっきも言ったけど、デザートリザードの皮が手に入ったから、防具を見繕うならそれがオススメだ」


 ずらりと布の上にならんだ鎧と服。

 どれも可愛くて綺麗です。

 上級職になっているだけあって、なかなか侮れない生産職の人らしいですね?


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