友雪~君が教えてくれた素敵な言葉~
小説「くおん…。久遠…。」挿入詩。直樹のテーマ。柊オリジナル作品。
喧騒とかけ離れた人影絶えた湖畔の道をそぞろ歩き
足元には先日降った雪 溶けずに残る雪 秋の名残の枯葉を閉じ込めて
去年の今頃も雪の残る同じ道を歩いた
僕の隣には君がいた ただそれだけが
友雪って言う素敵な言葉があるの…。降った雪の上に、新雪が重なって春まで残る根雪に
雪の降る前には ユキムシと言う妖精が空を舞って
君が話した言葉の1つ1つを今も思い出すけど
流れ過ぎた季節は 君を他人に変えた
舞い始めた風花に凍りつく様な冷たい風
どうせなら降り積もれ 友雪に重なり 春まで残る根雪にな~れ
水面を泳ぐ水鳥の群れ エメラルド色の水鏡には笑顔の君が映る
思わず 愛してると叫ぶ僕の声に
驚いて飛び立つ水鳥が 笑顔の君を別れた時の泣き顔に変えた。
小説「くおん…。久遠…。」挿入詩。直樹のテーマ。柊オリジナル作品。
小説「くおん…。久遠…。」挿入詩。直樹のテーマ。柊オリジナル作品。




