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『半妖精』の世界を歩く  作者: 近藤銀竹
『人物編』
1/5

(1)ロベルク

ロベルク(大陸暦623年現在)


【種族】

半森妖精


【性別】


【容貌】

森妖精らしく、細く整っている。


【目】

切れ長で、瞳は翠瞳


【髪】

無造作に切られた白金色の髪


【声】

涼しげと言うには若干温度が低い。


【地位】

土木建築ギルド構成員→ラウシヴ聖騎士団客員精霊使い


【技能】

氷の御使いフィスィアーダが封じられた霊剣から繰り出される『月の剣』の剣技

氷の王シャルレグを使役することによる、精霊魔法


【趣向】

レスティカーザで暮らしていた頃は、野菜を中心とした食事をとることが多かったが、山鳥の美味しさなどもわかっている。好きな食べ物は野菜スープ。

酒はあまり強くない。

余り裕福ではなかった為、嗜むものを持ってはいないが、興味を持ったものに打ち込む傾向がある。レイスリッドから教わった剣術などは好例。


【人物像】

東エトラルカ大陸の中央付近に位置する、『東の妖精の森』出身。

両親が純血の森妖精であるにも関わらず、自身の容姿は半森妖精である。その為、幼少期は『呪われた子』として他の森妖精から忌み嫌われ、迫害されていた。だがロベルクは、自身の容姿や、それを原因とする迫害よりも寧ろ、両親が森を追放させる時に自分を置いていったことにこそ疑問や悲しさを感じていた。後に彼は自分の出自について「レスティカーザのロベルク」と名乗っているが、これは彼が生まれ育った森よりもレスティカーザでの暮らしに暖かさを感じていたことの表れだと言える。

迫害は受けていたとは言え、ロベルクの幼少期が完全に孤独だった訳ではない。森妖精の王の長女、ラルティーナだけはロベルクに対して他の森妖精と分け隔てなく接し、それ故にロベルクはラルティーナに全幅の信頼を寄せており、ラルティーナの側に居るときだけが心安らぐ一時だった。そのような幼少期を過ごした為、ロベルクは親しい者を失うことを恐れるようになり、逆に奪おうとする者に対しては激昂しがちで、その対応には一片の容赦すらない。また色恋に疎く、冗談にも過剰に反応してしまう事がある。


【ロベルクに関わる人々】


◯ラルティーナ

『東の妖精の森』を治める王の長女。純血の森妖精であるが、漆黒の髪をもって生まれた為、半ば軟禁状態で育てられた。それ故に、ロベルクの苦悩に対して理解があり、彼を迫害から庇い続けた。


◯ラルシート

『東の妖精の森』を治める王の次女。美しく整った容貌と白金色の髪に翠瞳という、森妖精の理想像と言うべき姿をしている。完璧主義で、種族の保存と発展の為にロベルクを抹殺すべきと考えている。


◯フィスィアーダ

氷神メタレスに仕える下位神。『御使い』と呼ばれる。剣に封印されていたが、ロベルクの森妖精の血を鍵として解放された。ロベルクに氷の王シャルレグを与えた。


◯ミゼーラ

レスティカーザに住む、人間の少女。全盲でありながら就労するなど、色々なことに挑戦したがる。四歳の時に彼女の父マッジオが、森を出て行き倒れたロベルクを助けて以来、十三年間同居していた。


◯セラーナ

ラウシヴ大神殿の補祭。ヴィナバードへの脱出行で力尽きたロベルクの看護を命じられた事をきっかけに彼と知り合い、次第に互いを心の支えとするようになっていく。


◯レイスリッド

ラウシヴ聖騎士団軍事顧問。着の身着のままで大神殿に流れ着いたロベルクに、謀略で追放された自身の境遇を重ね合わせている。ロベルクに剣術『月の剣』を授ける。


◯リニャール

ラウシヴ聖兵。隆々たる筋骨を誇る偉丈夫だが、よく機転が利き、観察眼が鋭いため、斥候としてレイスリッドから重用されていた。聖騎士になることを夢見ている。

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