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六話「五指爆炎弾」


ステータスを見た後は何しようか?

……アイテムボックスとかってできるのかな。


そう思って質問のページで文字を打ち込んでみると、


A:代表的なのは【空間魔法】や「魔法陣」によるもの。


え、「魔法陣」って何?

なんとなく予想はつくが、魔法があるのに存在したのか………。

……いや、むしろ魔法があるからこそ、それを持たない者が同様の効果を持つこれを作り出したんだろうな。

……なんか禁◯目録の魔術みたいな歴史だな。


「魔法陣」について質問すると、魔力と文字や図形の組み合わせによって多種多様な魔法を作り出すものらしい。

「魔法陣」で検索した時に出た主な魔法陣には「炎の矢」「魔力障壁」「転移魔法陣」「吸収魔法陣」「飛行魔法陣」などがあった。

とりあえず種類が多いのでそれらは保留にする事にした。


次はこの[爆炎の指輪]の訓練に励む事にする。

最終目標は五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)とカイザーフェニックスだ!

目標を定めることはやる気やモチベーションの為にも大切なので。


「……まずはメラ」


お隣のおじさんに"気"として習ったものを練りながら指輪に流し込み、人差し指を立てながら炎を想像する。


ボッ


すると、立てていた人差し指に(だいだい)成分の濃い炎が灯る。


おお!これはちょっと興奮するな!

よし、このまま二本目にも……


シュゥゥウウウ


中指を立てて再び炎を想像しようとすると、人差し指に灯っていた炎が消えてしまった。


マズいな、一時間でできるようになるのか?

まぁ、できないから何だ、って話だけど。

黒◯波の奴もできてないし。


………………

………


お!ステータスに【並列思考】が増えた!

………次こそいけるか?


まずは人差し指を立て、炎を想像する。


ボッ


人差し指に炎が灯ったのを確認し、中指を立てて再び炎を想像する。


……チッ……チッ…ポッ


しばらくして、火花が何回か中指の周りで散らされ、小さな炎が中指に灯った。


「よっし!」


よっっしゃぁぁあああ!!!

たぶんここまで行ければ五本は近いぞ!


……………

………


龍也が[爆炎の指輪]を付けてる右手の指を全て立てる。


ボッ、ボッ、ボッ、ボッ、ボッ


親指から順に炎が灯っていき、全ての指から炎が出てる状態になる。


五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)ッッ!!!」


龍也がそう叫ぶと同時に五つの爆炎は放たれ、数メートル前の地面で小さな爆発が起こる。


あとは……メラゾーマにして圧縮しないとな。

今までは魔力1でやってたけど次は10で…


龍也の思考がゼウスの念によって中断される。

その時に気づいたが、いつの間にか体が光り始めていた。


『そろそろ異世界に飛ばすぞ。転移先はランダムじゃから海や空中では気をつけるようにな。

ほい!』


(空中とかどうしようもないだろうぉぉおおおおおおッッ!!!)


全員がそう思いながら異世界へと転移した。



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