表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

一話「イヤな予感」


(俺、神崎(かんざき)龍也(たつや)の朝は早い。

早起きしないと犬の散歩をする時間が無くなるからだ)


そんな事を考えられるほど意識がハッキリした状態で起き上がった時、ある事に気付いた。


……布団が無え、枕も無え、ベッドも無え、部屋も無え。

………ていうか白ッ!そして眩ッッ!


俺は白い光の空間にいた。


「う、うぅぅ」


しかも他に人がいた。

たぶん100人くらい。

ほぼ全員がパジャマなどの寝る時の服装である事から彼らも寝ていたようだ。


「おう、お前も起きたか」


そしてすでに起きてる人も何人かいた。

話しかけてきたのは会社員とかやってそうなおっさんだった。

え〜、その横の"できる女"っぽい人に話しかけられたかったなー。

言わないけど。


「あ、はい」

「ちょっと聞くぞ。

俺や他の起きてる奴もそうなんだが、お前昨日異世界云々書いてあるアンケートに答えたか?」


……頭大丈夫かな、この人…たち。

でも周りの人たちも真剣そうだから正常なんかね?


「え、ちょっと記憶に無いですね」

「昨日の12時にきたメールに覚えは?」


12時、12時かー。

…………ああ!

そういえばあったなー。

異世界云々書いてあったよたしかに。

……ただ、記念すべき100回目の異世界関連アンケートの次の次の次の次くらいだったから印象薄すぎて忘れてた。


「……たしかにあった気がします」

「そうか、ありがとう」


そう言って、おっさんは次の目が覚めた人のところに歩いていった。

首を縦にブンブン振ってる様子から、どうやらその人もアンケートに回答していた模様。


………え、あのアンケートマジで異世界に行くヤツなの?

やっべえ、何書いたか覚えてねえんだけど。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ