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初めての召喚

 白い肌に腰まである黒髪、全体的にスリムだが出るところは出ている、歳は同じ年ぐらいに見える。俺の目の前に居たのは全裸の美少女だった。

オークのような人型でもドラゴンのような獣型にも当てはまらない、美少女。どう見ても人間だ。


「我を召喚したのは汝か?」


美少女が全裸で問いかけてくる。隠そうとしないのであれやこれが丸出しだ。健全な男子にはまだ早いので目を逸らしながら答える。


「一応そうなる、確認するけどお前召喚獣だよな?」

「当たり前だろう、龍族の長たる我を召喚して置いてなにを言っておる。あと何故目を逸らしながら答える?」


龍族の長!強力な召喚獣を召喚できたみたいだ。召喚に成功したことに安堵する、しかし問題がまだ残っている。


「召喚獣って人と同じような体なのか?あと、その...色々隠してもらえるとありがたいんだが…」

「何?一定量のMPがあれば人型になることもあるが龍族の長たる我を人型で召喚する人間なんぞ存在するはずが無いだろう。さっきから汝は何を言っている…?」


言葉の後半に連れ声がしぼんでいき継いで地面を踏み出す音がした。瞬間、壮絶な痛みと共に意識が飛んだ。


 しばらくして目を覚ますと頬が痛かった。


「目が覚めたか人間。さっきはすまなかった。」


声がする方に向くと白いシャツにジーンズという服装の美少女が立っていた、さっきの全裸の子だが服を着ているところを見ると裸は恥ずかしかったらしい。しかし服はどこから持ってきたのか、盗難はいけないので聞いておく。


「最悪の目覚めだな、その服どうしたんだ?」


痛む頬を抑えながら答える。


「貴様等の世界の服を参考に魔力で作った。」


サラッと答えられた。盗難で無く自作だった。魔力って万能!と思ったが後に聞いた話だとかなり精密な魔力操作が必要らしかった。その後話は戻り、幾つか確認しておくべき事を尋ねていった。


①Q.種族は?

A.龍の一種でバハムル。龍族の頂点に立つ種族。


②Q.種族ということは複数いるが契約後他の個体が召喚されることは?

A.無い、基本的に一種族につき1個体が契約となる。召喚についても同じ条件が適応されるが種族の再召喚は可能。


③Q.人型で召喚獣が召喚される条件と人型になった利点は?

A.召喚獣に応じた必要なMPの条件値を保持していること、又は龍族より上位の個々で大量のMPを保持した種族を召喚する。また人型で召喚された場合力の加減が利く上、全体的にステータスが上昇する。


以上のことをバハムルの少女とやりとりした。そして最後に最も大事なことを尋ねる。


「ありがとう、本題に移るぞ」

「そうじゃな、そろそろ来ると思っておった。」

「バハムルの長たる貴様は俺と契約する気はあるか?」


聞いたあと実際は10秒もなかった時間だが体感では一日過ぎたような気がする、そんな緊張の中バハムルの少女は口を開いた。


「よかろう、我を人型で召喚できるその力と汝の成長に期待して我は付き従おう。」

「そうか、後悔しないな?」


現実味があまりなく聞き返してしまう。


「何度も言わせるな、どこまでも付いてやってやると言っておろう。早く契約しようぞ主様?」


何となく気恥ずかしくなる。バハムルの少女はドヤ顔だ。


「そうだな、さっさと済ませよう。”汝我とともにともに戦い抜くことをここに誓う”」


バハムル少女と俺を囲むように魔法陣が展開して弾けた。


「これで契約完了か。よろしくな、えーっと。」


手を差し出しながら名前がないことに気付く。


「¨クーロン¨と呼んでくれ」


手を取りながらクーロンが応える。


「了解だ、よろしくなクーロン。」


こうしてで初めての召喚獣を手に入れた。

二話目完結です。あんまり読みごたえ無くて申し訳ないデス。

スマホでちびちび通勤時間に打ったりしてみましたがまぁこれが打ちにくいこと。なにより3点リーダーがパソコンとスマホで違うんですよね…。推敲と骨組組み立てるぐらいはできるかなぁ…って感じ。あぁ、パソコンって偉大です。

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