【第3章】現れる、闇の王族――王家最大の試練!
魔族の襲撃を退けた数日後――。
王都は、再び静かな日常を取り戻していた。
……かに思われた。
だが、マリーのスマートフォンに一通のメッセージが届く。
《王家の血脈よ。
近く、“正統なる王”が玉座を取り戻す。
すべては、元の形に戻るべきだ――》
不可解な警告文。
送り主は不明。
マリーは嫌な予感を覚えた。
■ ■ ■
そして――その夜。
王都の空が、突然、黒く染まった。
バリバリバリッ!!
雷のような音とともに、
王城の前に漆黒の城門が出現した。
そこから現れたのは、一人の男。
【敵キャラ】
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名前:ダーク・クロノス
種族:闇の王族(古代王族の裏切り者)
年齢:不明(外見は30代)
性格:冷酷、計算高い、だがどこか悲しげな目をしている
能力:
・時間操作魔法(時間を止める・巻き戻す・加速する)
・黒炎魔法(あらゆるものを燃やす)
・召喚魔法(闇の騎士団を呼び出す)
口癖:「運命は抗えぬ……さあ、玉座を返してもらおうか。」
⸻
ダーク・クロノスが宣言する。
「我が名は、クロノス。
王国の真の王族の血を引く者。
今日限り、お前たちの時代は終わる――!」
兵士たちは恐怖で動けない。
しかし、王家の兄妹たちは違った。
シリウスが剣を抜き、堂々と名乗る。
「ならば、この剣で未来を切り拓くまで!」
ジョンが軽く微笑む。
「誰にも、家族は渡さないよ。」
エリーは魔導具を手に取り、静かに構えた。
「王家の名にかけて、守ります。」
ケリーはドジりながらも威勢良く。
「ええい、こうなったらやったるでー!」
そして、マリー。
「……家族と一緒なら、絶対に負けないよ!」
■ ■ ■
【バトルシーン:個別戦】
◆シリウス vs 闇騎士長
・剣聖スキル発動! 圧倒的な剣さばきで、敵の斬撃をいなしていく。
・途中、闇騎士長が時間を加速させた攻撃を仕掛けるが、シリウスは【カット&コピー】スキルで逆に時間加速を奪い、超スピードで一閃!
・勝利後、ソロキャンプ用の焚火台を取り出し「終わったら焼き肉しような」と一言。
◆ジョン vs 闇魔法使い
・空間にワープする敵に、のんびり構えながら鑑定スキルで位置を見破る。
・おもむろに家庭用ゲーム機をアイテムボックスから取り出し、バトル中なのに通信で味方と連携。
・敵をハンモックに引っ掛けて拘束し、完封勝利。
◆エリー vs 闇魔導士
・精密な古代魔法の連撃。
・魔導具と裁縫技術を組み合わせ、敵の魔法陣を封じる罠を即興作成!
・最後は可愛いリボンを敵にぺたんと貼り付け、爆裂魔法でフィニッシュ。
◆ケリー vs 闇盗賊団
・空間魔法で追いかけっこ。
・何度もドジるが、持ち前の俊敏性で敵の攻撃をかわしまくり、最終的に全員を採取用の巨大ネットで回収!
・「えへへ、勝っちゃったー」と無邪気にピース。
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【マリーの新スキル発動】
闇の王族クロノスに対して、マリーは新たなスキルを発動する。
【新スキル】
・《オールコピー&オールリミックス》
→敵のスキル・能力・武器・魔法をすべて一瞬でコピー&アレンジし、超強化版として使用できる。
さらに新しいアイテムも使用。
【新アイテム】
・《無限展開式ハウスアーマー》
→自分の家(アイテムボックスに入っている大邸宅)が巨大ロボットに変形し、搭乗可能!
「よーし、みんな! 家ごと戦うよ!!」
マリーは家ごと搭乗し、プールの水を魔力弾に変換、ウォータースライダーで敵を蹴散らしながら、闇の王族クロノスへ突撃した!
■ ■ ■
【クライマックス】
クロノスは最後に、時間停止魔法を発動させようとするが――
マリーはそれすら《オールコピー&オールリミックス》で自分のものにし、
【未来加速魔法】として超速攻撃を叩き込んだ。
「……これが、私たち家族の力だよ。」
マリーの一撃を受け、クロノスは静かに微笑んだ。
「……未来を……託す、か……」
そう言い残し、闇の王族クロノスは光に包まれ、消えていった。
■ ■ ■
【エピローグ】
こうして、王家最大の試練は乗り越えられた。
王国は、さらに強く、さらに絆を深めた家族によって守られたのであった。
「さーて、祝勝会しよっか! お菓子山盛りにして!」
「うん! ショーンもおっきいケーキ作るー!」
王都に、平和な笑い声が響く。
しかし、まだ誰も知らなかった。
――新たな神々の試練が、すでに静かに近づいていることを……。