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【第10章】 新たなる家族 ~光と祝福の王都~

■ ■ ■


【シリウスとリリス姫の婚約式】


春の王都は、

この日、特別な輝きに包まれていた。


王城中庭。

満開の花々に彩られた特設ステージに、

シリウスとリリス姫が並び立つ。


二人は、互いに指輪を贈り合い、静かに誓いの言葉を交わした。


「これからの未来を、共に歩んでいこう」

「はい、シリウス様。ずっと一緒に――」


王城を囲む民衆から、大きな拍手と歓声がわき上がる。


ゼウス王とマリア王妃も、目を細めながら見守っていた。


「……シリウス、立派になったのぅ」

「ええ、本当に……誇らしいですね」


■ ■ ■


【マリー主催のウェディングフェスティバル】


そして、式の後は――!


マリー主催、【ウェディングフェスティバル】が開催された!


・特大ウェディングケーキ(マリー特製、8段重ね!)

・花畑の中のダンスホール

・屋台村(クレープ、焼き菓子、ジュース、グッズ販売)

・夜には満開の桜をバックに花火大会!


「みんな~! 今日はたくさん食べて、踊って、お祝いしようね!」


マリーが大きな声で呼びかけると、

王都の人々も家族たちも、笑顔で盛り上がった!


■ ■ ■


【ショーンがサプライズ演出!?】


その最中――。


「よーし! ショーン、いくぞー!」


ショーンがミニドラゴン・ルルと一緒に、

空へ打ち上げたのは――


なんと、巨大な【ハート型シャボン玉】!!


シャボン玉の中には、

「シリウス兄ちゃん リリスお姉ちゃん おめでとう!!」の文字が。


「おおぉぉぉ!!」


歓声があがる!


リリス姫は感動して、目にうっすら涙を浮かべた。


「ショーンくん、ありがとう……!」


ショーンは得意げにニッコリ。


(……ナイスサプライズだったな!)


■ ■ ■


【ケリー、旅先から帰還して大騒ぎ!?】


その時――。


「ただいまーーーーっ!!」


突風とともに、

空間魔法でケリーが舞い戻ってきた!


「うわぁっ!?」

「ちょ、ケリー、もうちょっと静かに……!」


マリーもシリウスもびっくり。


だが、ケリーはおかまいなしに、元気いっぱい叫んだ。


「兄さん、リリス姫、婚約おめでとー!!」

「あと! お土産も持ってきたよー!!」


そう言って、アイテムボックスから大量のお菓子と――


モフモフの大群を取り出した。


「………………」


■ ■ ■


【「ケリー!?何と従魔契約を結んでるんだ~!」、王様&王妃はビックリ】


王様ゼウスは、

お菓子の山の向こうから現れた光景に――


「―――なんじゃこりゃあああ!!」


叫び声を上げた。


ケリーが新たに従魔契約していたのは――


・ミニフェンリル3匹

・ミニユニコーン2頭

・ミニドラゴン1匹(ショーンのルルとお友達)

・なぜか喋るスライム(趣味はポエム)


王妃マリアも絶句。


「け、ケリー……いったい、旅先で何を……」


ケリーはニコニコ笑って、

「かわいかったから!」とだけ答えた。


ゼウスは、頭を抱えた。


「……わしの胃がまた痛くなる……」


■ ■ ■


【ラストシーン】


夜。


花火が空いっぱいに広がる中、

シリウスとリリス姫は、そっと手を取り合っていた。


「これから、一緒に未来を作ろう」

「はい……私も、シリウス様となら……どんな未来でも、怖くありません」


微笑み合う二人。

それを家族みんなが、

温かい目で見守っていた。


こうして――。

王都は、

さらに賑やかに、さらに幸せな家族の絆を深めていったのだった。

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