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【プロローグ】
王都――。
そこは豊かな自然と魔力に満ちた王国。
空には二つの太陽が輝き、大地には花々が咲き乱れ、王都は人々の笑顔であふれていた。
この国を治めるのは、のんびり屋で優しい王・ゼウスと、慈愛に満ちた王妃・マリア。
そしてその子どもたちも、皆それぞれに個性的で、才能にあふれていた。
だが、王都には、隠された秘密があった。
それは――王家の者たちだけが授かる、**特別な「スキル」と「加護」**の存在。
家族一人ひとりが、驚異的なスキルを持ち、
さらには神々からの寵愛を受けていたのだ。
そして、王家の中でもひときわ異彩を放つのが、
転生者であり、無限の力を持つ第3王女――マリーであった。
