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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

病んでる彼を、愛せるのか?

作者: 石川 瑠佳

 うっ、鬱いな。


 死にたいとか書く人につける薬、あるのかな?


 昭和なら、ひたいにツバでもつけとけっって言って、終わったかもな。


 ナデナデ、してもダメだろうな。


 たとえば、『死にたいなら、死ねよ』って言ったら、本当に死ぬのかな。


 正直、頭から胸に突進したいぐらいなんだけど。

「アホか」って、イラッとして言いたくなるかも。


 きっと、悲しみは何層にも積み重なっているのでしょう。


 こっちの適当な思いつきで解けるような、そんな簡単な病みではないんでしょうね。


 結婚したからって、病みが簡単に消える訳じゃない。


 彼なりの、優しさかな?


 僕と、もし結婚したら苦労するよって。


 逃げるなら、今しかないよ絶対って。


 まったく、夫婦ってなんでしょうね。


 分かりやすい、解決策なんてない。


 アイツを殺して、私も死ぬ。そんな結末、ない訳じゃないのに。


 でも、きっと一人でも…彼を捨てたら、いつかは絶望しそうな気がする。

 一人で絶望するか、二人で絶望するかなら、二人の方がいいような気がする。


 結局、周りと比べちゃ、いけないんだろうなぁ。


 ただ、彼は病んでいるだけなんだから。


 頭から突進したら、彼は泣くだろう。


 突進を、別の形に変えればいい。あまり効果がないように見えても、頭ナデナデするとか。

 綺麗な景色を見に行く。寝転がって、しりとりや歌を唄うでもいいだろう。


 闇が深い程、愛も深まるかもしれない。

 わざわざ、闇なんてなくてもいいが。


 結局、純粋な愛の意味において、周りなんてどうでもいいんだよ。


 大事なのは、苦しみをほぐすこと。



                終

いつか、病みをほぐす、心の体操をしよう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] >きっと、悲しみは何層にも積み重なっているのでしょう。 そう思います。 でも、乗り越えられない試練は来ないと言いますし。 笑顔が見たいですよね。 信じて、待ちましょう(*^^*)
2024/05/24 08:05 退会済み
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