第22話 脅威現る。その名も機械龍ゴッド・ブレイク!
これは、もう1つの日本が舞台の物語。魔法も異能力も使える様になった世界。
特別なその力を、悪事に利用する組織が現れてしまう。それに対し主人公である御堂心奏が数々の事件にに立ち向かうストーリーである。
そして今日も、また異能力を悪用した事件が起きてしまう、、、。
二年ぶりに父との再会した心奏は、父から技を教えてもらい使い方を学ぼうとしていた時に・・・
突如として地震のような揺れを感知した。
心奏と心湊は何が起きたかを調査する為に、父の神翔から指示を受けて今いる神恋島から、大きな扉が出現したという現地に向かおうとしていた。
心奏と心湊は、島にある飛行場に来ていた。
二人は、父の秘書の操縦するヘリコプターに乗り込んで飛び立つところであった。
心奏は、再度父と連絡を取り現地に向かうまでの間の向こう側の状況を知らせてくれるようにお願いをしていた。
「ごめんなさい。例の場所まで、お願いします。秘書さん。」
父の秘書は、心奏の言葉に反応して自家用ヘリコプターを操縦し始めた。
心奏は、父と現地の状況確認を無線で取り始めた。
「父さん。向こうの状況に、何か変化はありました?」
心奏が無線で、父に話しかけると向こう側の状況を、父が詳細に話し出す。
「今のところは…。特に目立った動きはないが先に向かった人員たちから、これと言っての連絡は受けてはいない。」
無線から父の声が聞こえてきて、今現在は特に進展が見られないと話してくれた。
―名も無き島―
一方その頃・・・。
心奏たちが到着する一時間前に、父が総括する組織のメンバーがひと足先に島の調査を始めていた。
心奏と心湊の姉のカトレアと保健の月夜見先生、そして叔父の御堂雅樹が手分けして島の調査にあたっていた。
島の大きさはそこまで大きくはないが。。。
心奏たちが、住む街の大きさの約半分くらいの面積の島だ。
三人で手分けして調査をしていると姉のカトレアが島の奥地で、巨大な扉とその前にそれまた巨大な機械龍の様なものが鎮座して眠っているのを発見して、すぐに叔父と月夜見先生に連絡を入れた。
十分後、連絡を受けた月夜見先生と叔父の雅樹の二人が到着した。
すると、突如として眠っていた機械龍が動き出した。
それと同じタイミングで、機械龍の後ろに出現していた巨大な扉がフッと跡形もなく消えた。
機械龍は‘‘ぎゃおおおおお!!!‘‘と咆哮をあげて三人に襲いかかろうとしてきたが…。
カトレアが能力を解放して足止めをして、機械龍の動きを一旦は、止めることに成功した。
「雅樹叔父さんは、島の浜辺に行って心奏たちにいち早くこの状況を知らせてください。茉莉花は、周りの島に戦いの影響が及ばないように結界を張ってください。私は、どうにかして心奏たちが来るまでコイツの相手しておきますので。お願いします。」
カトレアが2人に的確な指示を出して、二人は早速行動を開始した。
カトレアは、一旦、能力を全開放して機械龍に攻撃を仕掛ける。
「これでも喰らえ!!鬼神の鉄拳!!…。痛って…。なんて硬さなのコイツ。流石は、機械龍と言ったところか。硬さで云えば…。軍艦レベルってところね。厄介な敵だわ。」
カトレアの能力全開放した攻撃を受けても傷ひとつ付かない機械龍。
その現状を見てしまったカトレアは、一分でも早く心奏たちがこの島に到着することを願っていた。
カトレアは少しでも機械龍にダメージを与えようと、様々な技を繰り出して試行錯誤していた。
―名も無き島 浜辺―
叔父の雅樹が、浜辺に到着するのと同じタイミングで心奏たちの乗ったヘリコプターが到着する。
叔父は、心奏たちがヘリコプターから降りるや否や二人に声をかける。
「ここみお嬢様、かなでぼっちゃ…おほん…。かなでお嬢様お待ちしておりました。」
その言葉を聞いて、心奏が答える。
「お久しぶりです。雅樹叔父さん。何が起こっているの?それに...呼び方に慣れないなら今まで通りにぼっちゃまでいいよ。」
心奏が叔父にそう返すと、叔父は‘‘ふう‘‘と額から流れる汗をハンカチで拭き心奏たちに現状を話し始める。
「これは、大変失礼いたしました。では…。率直に申し上げますと、この島の奥地で言われていた扉を確認いたしましたが…。その目の前に機械龍が居り、今現在カトレアお嬢様が御相手しております。」
その情報を雅樹から聞き二人は、島の奥地に急いで向かった。
―名も無き島 奥地―
カトレアが、試行錯誤をしながらも機械龍に攻撃を与え続けていた。
そこへ、心奏たちが到着する。
「お姉ちゃん!大丈夫?後は、あたしが何とかするから…。少し休んでいて。」
そう言って心奏は、自身の能力を解放する。
「能力解放!! 天使化!!喰らえ!双竜ノ咆哮!!!」
心奏の放った技が、機械龍に直撃するが…。
「成程。防御力が高すぎるのか…。普通に攻撃を与えても効き目なしか。」
あまりの敵の硬さに愚痴が零れる心奏。
そんな中、一時休戦しているカトレアに父神翔から連絡が入り敵についての最新情報を聞いて、心奏にすぐさま報告する。
「心奏!今、そいつの情報を父さんから聞いたよ。そいつの名は‘‘機械龍ゴッド・ブレイク。"もう一つの世界からやって来た。いわゆる招かれざる者だ。そしてそいつの弱点は…。背中にあるコアだからそこに強力な一撃を喰らわせなきゃ、その防御力を破れないみたいだ。」
カトレアのその報告ひと通り聞いた心奏は、能力を全開放してついに、本気の戦いを始める。
「まずは…。奴の動きを見なきゃ攻撃のタイミングがつかめない。その前にとりあえず、コアを見つけなきゃいけない。」
心奏は、様子見をしながら背中にあると言われる弱点を探していた。
少しの間、奴と戦っていると・・・
奴の動きに法則性があることに気付いた心奏は、父からから教わった技を早速使おうと体制をとる。
「この技で、ダメージが入ればもしかしたら…。戦況が変わるかもしれない。だがもう迷ってる暇はない。やってやんよ!」
心奏は、そう言い放つと父から教えてもらったあのやり方をする。
「喰らえ! 神ノ雷!!」
ドカーンと轟音が鳴り響き、ゴッド・ブレイクに直撃をする。
ぎゃおおおおお!!!と、咆哮が上がるのと同時に、レーザ攻撃を撃ってくるゴッド・ブレイク。
「双竜ノ咆哮!!」
レーザー攻撃に対して、瞬時に、心奏も波動のエネルギーの攻撃で応戦する。
互いの攻撃が衝突して周囲に影響をもたらしはじめて、雷がまるで豪雨の様に降り注ぐ。
「これは、やばいな。一気に押し切らないとこの島自体に多大なるダメージが…。でもやるっきゃない!奴を倒すためにも...」
心奏が決心すると、極限まで能力を使うことに。
「極限解放!! 極・双竜ノ咆哮!!」
心奏の放った攻撃が、機械龍ゴッド・ブレイクの放ったレーザー攻撃を押し返して相当量のダメージを与えることに成功する。
ゴッド・ブレイクの体制が崩れて、僅かな瞬間スキが生まれる。
その瞬間を逃すまいと心奏が追撃を即座に入れる。
「神ノ雷!!!」
先程よりも、高火力の神ノ雷が機械龍ゴッド・ブレイクのコアを直撃する。
そして更なるダメージが入り流石の防御力も崩れ始めて、後一撃を与えれば撃破できるかもしれない状況になった。
心奏は、すかさず妹の心湊に能力を解放するように指示を出して、心湊は能力を解放する。
「お姉ちゃん。能力解放したけど、何をすればいいの?」
心湊が心奏に問いかける。
「二人の、力を合わせて奴に高火力の攻撃を放つ。それで倒せるはずよ。だからこそタイミングを合わせて同時に放つ。それでいこう。」
心奏がそう説明すると、心湊は状況を瞬時に理解して体制をとる。
機械龍ゴッド・ブレイクも、最後のあがきとも言える高エネルギーのレーザー攻撃を撃ってくる。
そしてそのタイミングで呼吸を合わせて二人は、全力の攻撃を叩き込む。
『極・ダークネスブラスター!!!』
二人は互いに手をとって、息を合わせて技を解き放つ!
機械龍ゴッド・ブレイクの放つ高エネルギーの攻撃を飲み込みながら、二人の放った攻撃が見事に、機械龍ゴッド・ブレイクが放った最後のあがきの高火力レーザー攻撃を押し返して、機械龍ゴッド・ブレイクに直撃して大爆発を引き起こす。
ついに、心奏と心湊の二人は、機械龍ゴッド・ブレイクを撃破して、一旦は脅威を払うことに成功したのだが…。
扉についての調査を行うのは、また後日のこととなった。
無事に、機械龍ゴッド・ブレイクを撃破したのだが…跡形もなく消え去った扉の謎が残ってしまった。
果たして、機械龍ゴッド・ブレイクと共に出現した扉の正体とは…。
いったいどのようなものなのであろうか・・・。
幾多のパラレルワールドの中のもう1つの日本のお話。ここに出てくる人物は、存在しておりません。
※15話以降は、心奏の身体の性別が女性になってしまっていますが…。タイトルについての変更はございません。あくまで、‘‘元兄‘‘という立場として、物語が進んでいきます。




