第14話 魔獣討伐作戦。“”これが,あたしたち姉妹の力よ。“”
これは、もう1つの日本が舞台の物語。魔法も異能力も使える様になった世界。
特別なその力を、悪事に利用する組織が現れてしまう。それに対し主人公である御堂心奏が数々の事件にに立ち向かうストーリーである。
そして今日も、また異能力を悪用した事件が起きてしまう、、、。
三人が能力を解放し戦闘体勢になるが・・・
目の前の敵があまりにも巨大で、どうすれば良いかと迷いが生じていた。
「どうするよこれ。こいつの何処が弱点なんだ?そして、こいつは一体なんなんだ?」
姉のカトレアが、苦笑しながら愚痴を呟く。
その一方で心奏は、目の前の巨大な敵に対して、何か心当たりがあるかのように話始める。
「まさか・・・こいつ。古代獣バハムートかな?いや…ほぼそれしかありえないけど…。だが、何故現代に居るんだ?って!まさか誰かが、現代に復活させたとでも言うのか。大抵は、ゲームの敵キャラとして出てくる奴なのに…。今は、それが目の前にいるなんて...。」
心奏の言葉を聞き、何か思い当たる節があるようなカトレアが少し思考を巡らせ話す。
「もしかして...心奏が言っていた。‘‘M‘‘って奴が、現代にコイツを蘇らせたんじゃないかな?正確に言えば、召喚したって言えばいいのかな?」
そして心奏の中で何かが、ガチャリと繋がった。
今までに起きた出来事を、振り返ってみると明らかに周りの人間に対しての刺客ではなく、むしろ心奏に対して向けられた刺客だと理解をする。
だがしかし、そんな悠長なことを言ってもいられない状況に陥ってしまうのである。
なんとバハムートが、何やらかのエネルギーを貯め始めてることに、妹の心湊が気付き二人に告げる。
「ちょっと…。二人ともやばいよ。なんか物凄いレベルの魔力を貯めてるみたいよ。もしかしたらアイツなんかしてくるよ。」
妹の心湊が言い切る直前に、バハムートが高エネルギーの波動を撃ってくる。
二人は、すかさず攻撃態勢に入る。
「全開放!! ヴァルキリーモード廻!!」
真っ先に心奏が行動して、高エネルギー波を受け止めようとするのだが...
あまりの威力の強さに押され始める。
「なんて凄まじい威力のエネルギー。このままでは…押しつぶされてしまう。」
そう心奏がボソッと呟いた瞬間...姉のカトレアが助太刀に入る。
「大丈夫か?心奏。」
カトレアが心奏に声を掛け心奏が反応する。
「お姉ちゃん。ありがとう。だけど…とりあえずコイツを撃ち返さなきゃいけない。」
そう心奏が言うと、カトレアと心奏の二人は気合を込めてバハムートが放った高エネルギー波を撃ち返す。
すると…。撃ち返したエネルギー波が偶然にもバハムートの弱点に当たりそしてバハムートの体勢が崩れる。
それを見た心湊が、今がチャンス!だと考えてバハムートに追撃を喰らわせる。
「ラブ・ショットブラスト♡」
更に弱点に攻撃が、当たりバハムートが怒りの咆哮を上げる。
すると、心奏がある作戦をパッと思いつきカトレアと妹の心湊の二人に話す。
「お姉ちゃん。心湊。どうにか奴を倒す方法を思いついたから少し話を聞いて。」
カトレアと心湊が心奏の傍に、近付き心奏の話を聞く。
「奴の放ってくる高エネルギー波を撃ち返して、奴の弱点に当ててトドメを指すしかない。だからこそ心湊には…。奴の気を最大限に引いてもらって奴が、エネルギーを貯め始める動きをしたらこちらも能力を全開放して、奴の高エネルギー波を迎え撃つ。」
心奏が、ひと通り説明をしてから早速バハムート討伐作戦を開始した。
心湊は、バハムートの周りに自分の分身体を召喚し惑わし攻撃を仕掛ける。
「ラブ・ショットブラスト・トゥインクル♡」
なんと五人に分身した心湊が、同時にバハムートに向けて一斉に技を放つ。
体勢が大きく崩れバハムートが、再び咆哮を上げる。
それを見て心奏が、姉カトレアに合図を送り指定位置に着く。
"いくよ!全開放!!"心奏のそのひと言で、能力を全開放する3人。
それと同時にバハムートも、エネルギーを貯め始める。
「全開放!神龍ノ咆哮!」 「鬼神の大噴火!」 「ハートブレイク・ブラスト♡♡」
三人が技を放つのと同時に、バハムートも高エネルギー波を解き放つ。
ズドンという轟音と共に、技が衝突し激しく稲妻が空を走る。
「あまり長くは持たない。ありったけの力をぶつけよう!」
心奏のひと言に応える様に心湊とカトレアがありったけの力を解放する。
「いけー!これが、あたしたち姉妹の全力...だぁぁぁぁぁぁ!」
姉カトレアの言葉でありったけの力を解放して、バハムートの高エネルギー波もろともバハムートに向けて打ち返す。
‘‘ぎゃおおおお‘‘と耳をつんざくようなレベルの断末魔を上げ、超大爆発して海へ沈んでいくバハムート。
その光景を目の当たりにしてようやく肩の力が、抜ける三人であった。
心奏は少し呼吸を整えてから月夜見先生に連絡を入れる。
「月夜見先生!無事に...今、脅威を撃破しました。現場からは以上です。」
無事に連絡を終えると…砂浜に倒れこむ三人。
「はぁはぁ…。ようやく終わったね。ありがとね心湊。それとお姉ちゃんも。」
息を切らしながらも心奏が、心湊と姉のカトレアに感謝を伝える。
それに応えるように二人は、右手を高くあげた。
心湊は、苦笑いをしながら愚痴呟く。
「最近ハードすぎること多すぎるのよ全く。これじゃあ、身体もそうだけど...命が何個あっても足りないわよ。早く平和な日常を取り戻したいよ。」
心湊のその呟きには心奏と姉のカトレアが‘‘確かにそれは言える‘‘と心の中で思いながら、相槌をうつのであった。
無事、脅威であった古代獣バハムートを撃破し沿岸部のS町には平和が戻ってこれで一件落着と思いきや...。
ここで‘‘M‘‘の目的が徐々に浮き彫りになり始めてより一層警戒をしなければいけなくなった。
心奏たちが本当の意味で平和を取り戻すまでには、まだまだ途方もない時間がかかるものであった・・・。
だが...この戦いをキッカケに、心奏の中である変化が起きようとしているとは…。
心奏本人ですら全く気が付かないのであった…。
幾多のパラレルワールドの中のもう1つの日本のお話。ここに出てくる人物は、存在しておりません。




