リザルトと日本
ダンジョンに入って来た自衛隊が出ていった
草原を進んでいた第三・第四小隊と呼ばれてた隊。
仔牛を撃ち殺した事で怒った牛の群れに轢かれて、バラバラにになり更に別の魔物に遭遇した隊。
腰ほどの深さの草むらを探索していてウルフの巣に入り、そのまま狩られていった隊。
30人生き残った。
森の中を進んでいた第一・第二小隊。
ボアに出会い緊張感に耐え切れず銃撃してしまい、ボアに轢かれ森の中をバラバラに逃げタイガーやウルフ達に狩られた隊。
慎重に進んでいたのにいきなり大きな声話し始めたせいでベアやウルフ達に見つかり、殿に一斑残り残りの人は我武者羅に逃げた隊。
10人逃げ延びた。
計200人中40人が生きてダンジョンから出ていった。
生存率20%で結果は上々。
危険度が低いと人が多く来て大変になりそうだし。
逆に危険度が高いと立ち入り禁止にされてレベルが上がらないし、他のダンジョンでレベルを上げてから来られるのも危険。
だから程々になるように調節した。
「メニュー」のネットで他のダンジョンマスターが軍を全滅させただの、何人逃がしただの競っていたので基準にした。
外国のニュースで軍の状態と危険だから入らないように警告していたから間違いないと思う。
我武者羅に逃げていた班に魔物が近寄らないようにしたり、迷っていたから嗾けて追い込み漁みたくしてみたけど。
上手くいったはずだし、此れからもやり過ぎない様に調節していこう。
気になるのはあの牛たち、あまり気にして無かったけど幾ら群れとはいえ自衛隊轢き殺すなんて。
元々は只の牛だったけど、世代を重ねるうちに段々と大きく、筋肉も発達していったんだよね。
これも進化って言うのかな、環境に適応しているって事かな?
まあ魔物に近づいたと言ってもランクFにもならない、謂わばランクGかな。
今回の被害は仔牛が五頭
今回は良かったけど此れから来る人はレベルが上がって来るだろうし、定期的に確認しとこ。
そういえばレベルが2になったんだった、
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・レベル:2
・攻撃:8
・防御:7
・速さ:9
・賢さ:9
・抵抗:8
・感覚:9
・BP:10
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ん~、まだ防御と抵抗は低くてもいいかな、そんなに攻撃力高いのもいないだろうし。
_____________________
・レベル:2
・攻撃:10
・防御:7
・速さ:11
・賢さ:12
・抵抗:8
・感覚:12
・BP:0
_____________________
攻撃を10まで上げたけど、今後暫くは賢さと感覚、速さをあげていこう。
この辺で今回は終わりっと、
あとはネットで世界の動きとかダンマスの様子を確認しよう、何かしら情報あるでしょ。
「どの国の軍も大した情報も得られず大打撃を受けた」
政府はその事実を重く受け止め国民に特殊構造体には危険な生き物がいる事を伝え、入らない様に注意喚起した。
政府上層部は頭を悩ませていたいつまでも͡このままではいけない、しかしどう動こうにも何の情報も無く、情報を得る為にはもう一度自衛隊を死地に送ることになる。
何の答えも出せず他国の動きを待つしか無いのかと考え藁にも縋る思いで、ステータスやレベルに詳しいだろうゲーム会社やプロゲーマーから特別アドバイザーを招いた。
そして、知りえている情報と帰還した隊員の中にレベルが上がった者達が居たと伝えた。
レベルが貰えてから何をしても上がらなかったのだ、それが上がった。
それからは早かった、レベルが上がった隊員の報告から魔物と呼称した生き物との戦闘行為、又は殺す事だと辺りを付け。
そして、情報の中で一番倒しやすい魔物が居る所に自衛隊を向かわせることを進言した。
ただし、今回は入り口付近んで一体ずつ倒し、危険が迫ったら直ちに退避するように指示を出した。
その作戦は上手く行き何人もの隊員のレベルを上げる事に成功した。
その他にも、
レベルが上がる毎に次に上がるまでに倒す魔物の数が多くなる、ただし倒す魔物によりその数が変わる。
魔物を倒す人数が増える程、レベルが上がるまでに倒す必要数が増える。
という情報も得る事が出来た。
そこから、戦闘行為で得られるレベルアップに必要な物を経験値と仮定して考えれば。
レベルが上がる毎に必要経験値が増える、
魔物により得られる経験値は異なる、
倒す人数によって経験値は分散されてレベルアップに掛かる時間が変わる。
など、得られた情報はゲームと酷似している事が多いため、特別アドバイザーからの知識や考察を元に話が進められる事になった。
そして、レベルを上げて、戦い方を見直して、少しずつダンジョンに対して日本は世界でも抜きん出た国になった。




