表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

一年と一か月とダンジョンウォー





 めんどくさい、ひっじょーにめんどくさい。





現在は、ダンジョン解放から一年と一か月が過ぎた頃。


一回目のスタンピードが終わり大きな被害を出した日本政府は特別アドバイザーの意見を基に考察と検証を繰り返した。

その結果、職業が生産職の人が作る事で、既存の者と比べて効果がある事が分かった。

銃で傷を付けるだけだった魔物も、斬り深い傷を負わせることが出来た。

魔物の攻撃に耐えられる防具が、それも魔物の素材だとより性能の良い防具が出来た。

回復手段として、ダンジョンに生えている薬効がある薬草からポーションを作る事が出来た。


その成果のおかげで、自衛隊のレベリングも順調に進んだ。



そして政府は装備の問題が解決した事や自衛隊だけでは手が足りないなどの理由から、国民から希望を募り、ダンジョンに入る為の免許の発行を始めた。

免許を取るためには、ダンジョン内の危険や武器の取り扱い等の説明を受け、戦闘訓練を行い、ダンジョンで自衛隊にサポートをして貰いレベリングを行い5レベルになる必要がある。



免許を取った人は数人でパーティーを組みダンジョンに入りレベルを上げていく、人死には無くならないがダンジョンに入る人は後を絶たない。

剣や革鎧等の武具を身に着けダンジョンを探索し、魔物と戦いレベルを上げ、素材を持ち帰る。

次第に成果を上げ始め、周りから探索者と呼ばれる用になる。




一年が経ち二回目のスタンピードが起こった。

今回は六時間の間、五千体物数の魔物を前回と同じ魔物とその魔物の上位個体と思しき魔物が、7:3の割合であふれ出た。


一般市民は、一回目のスタンピード後には既にダンジョン周辺から住居を移していて、非難も迅速に行われて被害は出なかった。

探索者と自衛隊はそれぞれの班毎に交代しながら戦闘を続けた、やはり少なくない犠牲者を出したが今回のスタンピードは魔物が出なくなってから一時間で終了した。

間違いなく快挙である今回の結果に国中が完成を上げた。



ただ今回も、突出した力を持つ者や、魔物が突然倒れた、何処からか攻撃が飛んで来て魔物お倒した等の話があったが、其の後は追えず不明のままである。



今回のスタンピードで大勢の者がレベルを上げ、レベルが10になり職業を変更した者が出始めた。

戦士から、剣を使う人は剣士、槍を使う人は槍士、盾を使う人は盾士等。

魔法使いから、自分の得意属性が付いた〇属性魔法使い等の職業になり戦力が上がり、より専門的な技を覚えた。

斥候からは、弓によるサポートがメインの弓士、気配を消しての探索がメインの隠密等。


生産職も、鍛冶師や革細工師等の専門職のようになり作る物の性能が上がるんじゃないかと言われている。




そんな世界的のもプラス方向に進んでいる中、逆にマイナスな事が起こった。


一つは、魔物がスタンピードでは無くダンジョンの外に出始めた事だ。

全てのダンジョンでは無いが、ダンジョン周辺に出て人を襲いだしたのだ。

幸い周辺には非戦闘員は居なかった事と、一度に襲って来る魔物の数が多く無いので犠牲者は居ない。


二つ目は、ある国の二つのダンジョンから魔物の大群が出て来て、そのダンジョン間で争った事だ。

その様子はまさに戦争だった。

最初に両陣営から人が出てきて互いに目的や降伏勧告等を行い、陣営に戻った後にぶつかり合う。

最後には、両陣営の大の二人が戦い勝者が決まった。

戦いの後は嬉しそうと悔しそうで表情に違いはあれど、軽く話し合いをして別れていった。


そして、その争いは世界各地で行われ始めた事で、ダンジョンウォーと呼ばれる要になる。 

大群での戦いや数を決めて戦うチーム戦、試合形式、代表戦等戦い方は様々で。

戦いの後も、軽く話し合い別れる者、互いに罵り合う者、そして相手を殺す者もいる。


殺した側のダンジョンは周囲を飲み込みながら広がり、1,5倍ほどになった。

殺された側のダンジョンは魔物が好き勝手に動きまわり暴れだした事で被害がでた。ただ魔物を全て狩り尽くすと、魔物が出て来る事は無くなった。




と言う感じで、正に激動の一年と一か月だった、、、、


それで何でわざわざ振り替えっているのかと言えば、、、



 「ごら~~~!!!

早く出てきやがれ~~!!1!」



は~、、

何でこうなったのやら、


アレは日本で初めて戦争を、ダンジョンウォーをやり始めたヤツだ、日本ではそれまでやるダンマスは居なかったのに触発されたのか、ダンジョンウォーをやり始めた。

アレは、その事に調子に乗り周囲のダンジョンを支配下に置き始めた、抵抗する者も居たがそんな人は殺されてしまった。

周辺のダンジョンを支配下に置きダンジョンを広げて行き、自分は日本で一番強いダンジョンマスターだと調子に乗りあちこちに戦争を仕掛けまくった。


そして、今回はうちのダンジョンに来た訳だ。


しかも、誰が言い出したのかダンジョン戦国時代だとか言ってあちこちで戦争を仕掛け出してるダンマスが居るみたいで。

今回は昼の十二時に二十人位のダンマスが戦争を仕掛けて、どのダンマスが一番早く戦争を終わらせるか、ランキングを付けるとかで盛り上がってるんだよね。

しかも、どこかのダンマスは外ともやり取りが出来ていて情報を流してる要で、外のニュースも盛り上がってるみたい。



娯楽かよ、

こっちからしたらいい迷惑だよ、



「いつまで引っ込んでるつもりだ!!

それとも俺様にビビっちゃったのかな~~!!」



は~~、

ほんっつとうに ウザイ、

しゃーない、そろそろ十二時だし行くか、、


、、てか、せめて時間通りにしてよ、、、




さっさと終わらせよう、、


モフモフのために、、






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ