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7.魔法騎士にスカウトされました。

今、何が起きたのだろう?俺、魔法騎士にスカウトされ・・・たのか?いや、俺まだ5歳ですよ!?それに、魔術師でもあります!それなのに、魔法騎士隊にスカウトされたぁぁぁ!!?何故に!?


「何故に!?って、君がドラグーン相手に物理攻撃を仕掛けたからだろう。普通なら、魔法騎士隊の役割だからね。その後も、魔術師らしく負傷者を治癒したけれど、インパクトとしてはドラグーン退治の方が強いんじゃないのかな?」


俺の心を読んだかのような発言である。ディランさん、それ本当?というか、俺、魔力量を抑えるブレスレットを外している為、時間切れはまだ来ない。5歳と言っても信じてはくれないだろう。



「俺、実は5歳ですよ!?魔法で姿を誤魔化しているだけで、皆さんの役に立てるか、分かりませんよ!?それに、俺は魔術師なんです!」

「・・・それで、5歳!?なら、将来有望じゃないか。うちはギルドと同じで5歳から募集していて、要項は満たしているからね。それに、魔術師は他の仕事と兼任してもいい役職じゃないか。」



そうなの!?俺、バッチリ要項、満たしている!?そう言えば、こういう展開もどこかで見た様な・・・?・・・ワーウルフって呼び名の魔法騎士隊の二大暴れ狼の一人が実はハルディーン様じゃなかったっけ?あの人、どんだけチートなの?そして、攻略対象はどうやって、このチートから対峙していったんだっけ?分からなくなってきたよ。ちなみに、続編ではもう一人の二大暴れ狼は攻略対象である。ハルディーン様も攻略対象ではあるが。



話を戻そう。ここは、受けておこうか。後々、役に立つかもしれない。


「それでも、お役に立てるなら、その誘い喜んでお受けします。」

「はっはっは。じゃあ、明日から、王城の敷地の第三部隊の格闘場までやってきてくれ。」




魔法騎士隊第三部隊の面々は速やかに帰っていった。俺は”小望月”の元に戻った。”小望月”は薬術で負傷者の手当てをしていた。俺は面倒だったので、光魔法で一気に治癒させてしまう。


”小望月”は驚いていた。隣にいるディランさんは一気にメモを作成していた。そこまで、書く事あるか?驚く理由は光魔法が貴重で、ヒロインが持っているくらいで、あまり強い光魔法の使い手がいない事に起因するのではないかと考えている。流石、ヒロインは違いますなぁ。



「・・・君は魔術師としてよくやってくれた。明後日までに報告書をまとめるように。」

「分かりました。」


それで、今日の仕事は終わった。疲れたが、俺はディランさんと家に帰った。魔法でテレポートしてね。ディランさんも奥さんと娘さんが待っているんだから、早めに帰宅しないとね。


俺は王都に着くとすぐに、魔力量を抑えるブレスレットをつけて、元のモブ(5歳)に戻る。


「本当に、ヒロトなんだね。」

「これが、素・・・ですよ?これからは、給料が出たら、家に入れます。」

「いや、それは自分で使いなよ。そこまで、うちも落ちぶれてはいないからね。それにしても、いい記事が書けそうだよ。」


ディランさんは意味ありげに笑う。果たしてどんな記事になるのか。明日が楽しみである。


△△△△


翌日。俺は魔法騎士隊第三部隊の格闘場にやってきました。衣服は疾風の衣服セットを・・・着たいところであるが、あれは成長した年の衣服なんだよ。だから、ここでガチャを引く。



☆☆疾風の衣服(子供用)をゲットしたよ!!

☆☆☆風魔法を習得したよ!!

☆☆☆土魔法を習得したよ!!

☆☆中級クローゼットをゲットしたよ!!

☆☆中級クローゼットをゲットしたよ!!

☆☆疾風の靴をゲットしたよ!!

☆☆疾風の剣をゲットしたよ!!

☆☆☆上級クローゼットをゲットしたよ!!

☆☆暗殺用のダガーナイフをゲットしたよ!!

☆☆☆☆☆魔剣・デュランダルをゲットしたよ!!


よっしゃあぁぁぁ!!魔剣・デュランダルをゲットしたわー!!俺、最強。そして、謎のクローゼット。進化しちゃったよ。そして、疾風の衣服(子供用)をゲットしたよ。早速、着替えていこうかな?いや、外で着替えるなんて変態かな。アイテムボックスにしまうと俺は格闘場の中に入っていく。隊長に声をかける。



「俺は魔術師”朧月”です。これが、本来の姿です。」

「君が昨日の魔術師”朧月”か。本当に、5歳なんだな。でも、それでも実力は本物である事は昨日出動した皆が知っている。皆に挨拶しよう。」




俺は魔法騎士隊第三部隊の皆に挨拶すると、しばらくして、俺よりちょっと大きな少年が俺に宣戦布告をしてきた。


「お前が新入りか。スカウトされた実力が本物かどうか、俺が確かめてやる!さぁ!俺はお前に決闘を申し込む!」



魔法騎士隊も波乱の始まりです。

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