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15.戦闘準備。

戦いが一向に始まらない。

”黒狼”は俺の先走った発言に、一瞬の驚き。でも、流石に、”黒狼”の名は伊達じゃない。すぐに、シュアラーゼ遺跡の地図を取り出し、侵入経路を模索する。そして、自身の闇魔法でも気配を察知する。そして、一言。



「野郎ども、シュアラーゼ遺跡に向かうぞ。」


あちゃー。そういう話になるよねー。この人は戦い好きだもの。何故に、心なしか嬉しそう?なの?こちらは完全に戦々恐々だよ。皆、俺に抱き着いてくるしさ。俺だって、怖いものは怖いんだから。


ここらへんでガチャタイム。レアアイテムしか出ないガチャ(有料)で武器の準備をせねば。かなり、高いんだけどな!!レアアイテムしか出ないから、運が良ければ生きて帰れる。さて、ガチャスタート!!



☆☆☆☆☆魔剣・アロンダイトをゲットしたよ!!

☆☆☆土魔法を入手したよ!!

☆☆☆土魔法を習得したよ!!

☆☆☆☆グングニルの槍をゲットしたよ!!

☆☆☆風魔法を習得したよ!!

☆☆☆☆アスカロンをゲットしたよ!!

☆☆☆MP5をゲットしたよ!!

☆☆☆炎魔法を入手したよ!!

☆☆☆殺戮の斧をゲットしたよ!!

☆☆☆透明マントをゲットしたよ!!


武器がバラバラと地面に落ちる。そして、画面上には文言が映し出される。俺はニヤリと笑う。ピピピっと操作をして、魔法の贈与に成功した。()()とも魔法騎士隊で鍛えているから、そんなに影響はないようだ。ましてや、一人は不安になっているから、気分が悪くなっても、不安になっているからと自己完結するだろう。



”黒狼”はこの中で一番の目玉商品の魔剣・アロンダイトを手にして、感覚を研ぎ澄ませる。


「この剣は、スッと身体に馴染み込む感じ。とてもいい剣だな。もらってもいいか?」

「どうぞ。生き残って帰るために、武器を出しているんですよ。」


ライトはグングニルの槍を手にしている。自分の身長以上だが大丈夫かな?しかし、彼の槍さばきは凄かった。自身の身のこなしがとてもうまい。これは、彼にあげよう。


「・・・ライト・・・だっけ?それ、あげるよ。槍さばき、うまいからさ。」

「ありがとうございます!!」


ニッコリと満面の笑みで、頭を下げた。


”有明月”さんはMP5を持っている。彼女曰くストレス解消にはガンゲーらしい。よくハイスコアを叩きだしているとか。・・・今回、思いっきり、物理攻撃で攻めていく方針になっちゃったなぁぁぁ!!自分でやっておきながら。メイディスは以前聖剣・エクスカリバーを受け取っている為、それ以上は望まなかったようだ。前回実は、残りはアキトが持って行ったよ。まぁ、光属性の加護を得ているから、光魔法を使うメイディスにはそれが一番合っているのかもね。


△△△△


さて、シュアラーゼ遺跡の奥地にやってきました。闇魔法を保有している俺も魔の気配で、気分が悪くなってきそうだ。しかし、俺達は一グループだけではない。”黒狼”が原因の追究結果を報告して、魔法騎士隊第三部隊が勢揃いして、遺跡の奥地にやってきている。いや、二手に分かれたんだ。一つは負傷者の手当てに回った人達、そして、もう一つは元凶を倒しに来た人達。


目の前にはデカいミノタウロスがいた。”有明月”さん、本当に思い出してくれてありがとう。少しは気の持ちようが出来た。



”黒狼”は一気に前に出る。ミノタウロスは人の気配を感じると、すぐに怖い形相で睨み、デカい腕を振り回す。デカいだけあって、隙が大きい。しかし、攻撃力が物凄く高い為、一撃でも当たったら、一発KOだな。隙を見て、魔剣・アロンダイトを振りかざす。攻撃はミノタウロスの胸を直撃したが、倒すにはもっと力がいる。俺は”黒狼”が攻撃したと同時に魔剣・デュランダルで背中を斬りつける。・・・これも、致命傷にはならないが、デカいダメージを食らわせる事に成功して、大きな隙が出来た。



それを逃さない、ライト。槍で大きくミノタウロスを突き刺す。”有明月”さんは隙を逃さないように、MP5で狙いをつけ、発砲し、見事に命中。・・・貴方、本来は魔術師としてここにいるんだが?俺は魔法騎士隊でもあるからな。戦いが魔法騎士寄りになっても仕方ない。


まぁ、戦いはこれからだ。

きっと、アスカロンや殺戮の斧はアイテムボックスにしまわれたに違いない。

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