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序章
「こんな世界、消えてなくなれ」
「いや、消えるのは自分か」
「...」
「...っ!」
「消えろよおおお!!!!」
はっ!!
真夏の、滝のように汗が出るぐらい暑い昼。自分は夢の中でのその叫び声と共に起きた。
「...暑い」
エアコンの電源をつけようした。
カチッ、カチッ
「ああ、部屋のエアコン壊れてるんだった「」
自分を確認した。シャワー浴びたのかというぐらいの汗の量に特に驚くこともなく水を1杯飲んだ。
「ああ、おいしい。」
...そういえば自己紹介がまだでしたね。
残念だが、名前は教えられない。教えることが出来るのはまず男性であること。というわけで以下、一人称は俺とさせていただきます。あとは18歳、フリーター、趣味は1日中スマホかゲーセンの音ゲーと目を合わせる(プレイする)ことだ。
...では本編へ戻ろう。
ここ最近、この夢を何度も見る。
「この世界は一体...」
そんなことを考え始めた頃からこんな感じの夢を見るようになった。